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【クライミング】
■リザルト分析系
世界最強ボルダラーは誰か~過去のボルダリングWC分析~
ボルダリングが強い国はどこか~過去のボルダリングWC分析 その2~
国内最強ボルダラーは誰か~過去のボルダリングジャパンカップ男子分析~
国内最強"女子"ボルダラーは誰か~過去のBJC女子分析~
クライマーの低年齢化は進んでいるのか~BJCトップ選手の年齢推移~

■ルール考察系
クライミングのルールの考察1~ボルダーのスタートで静止する必要はあるか~
クライミングのルールの考察4~掲示物・ボルト穴の使用に関して再整理~
クライミングのルールの考察5~ボーナスを保持するとは何なのか~
クライミングのルールの考察6~アテンプトが加算される時・されない時~
加須WCの所感と、クライミングのルールの考察7~デマケーションを考える~
ボルダリングコンペのカテゴリー問題を考える

■科学するクライミング
科学するクライミング1~サイファーの方が遠くへ飛べる理由~
科学するクライミング2~前腕が太いと保持力は強いのか~
科学するクライミング3~続・前腕が太いと保持力は強いのか~
科学するクライミング5~前腕の太さの成長は保持力アップに繋がるか

■クライミング市場動向
クライミング市場動向1〜ジム店舗数〜
クライミング市場動向2~競技人口の推定~
クライミング市場動向3~競技人口の他スポーツとの比較~

■インタビュー
推しクライマーインタビュー 1~スラビスタと呼ばれる男~
推しクライマーインタビュー 2~クライミングの狂気に飲まれた男~
推しクライマーインタビュー 3~ノーマットスタイルの隠れた継承者~
推しクライマーインタビュー 4~Theハレ男~

■その他
僕のクライミング自己規範
クライミングはなぜ面白いか
僕がクライミングで言わないように・やらないようにしたいこと
セルフ・ハンディキャッピングに陥らないためには
「強くなってから挑戦します」という敗者のメンタリティ
僕らは下手くそなフォームの名人になってはいないか
登ることから逃げない

【漫画感想】
にんげんっていいな~岩明均『寄生獣』の解釈・感想~
ヒーローになるには~松本大洋『ピンポン』感想、転じてただの意気込み~


【小説感想】
我思う、つまりただそれ~『わたくし率 イン 歯ー、または世界』の解釈・感想~
『1Q84』の解釈・感想


【三点倒立】
世界各地で三点倒立 Where the Hell is mic?
日本各地で三点倒立 Where the Hell is mic? 2
日本各地で三点倒立 Where the Hell is mic? 3
きみはエベレストを見たことがあるか(三点倒立で)
そうだ、百名山で三点倒立しよう


【その他】
「本当に」中学生にもわかるライブドア事件
中学生にもわかるライブドア事件
創業者は何歳?-主要IT企業創業者の創業時年齢-
創業者は何歳?2-創業者の創業時年齢~IT企業以外ver.~-
科学者は何歳?-科学者の偉業達成時の年齢-
漫画家は何歳?-漫画家の作品発表時の年齢-
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後からコンペ課題をやって「何完した!」とかには意味がない

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何かあったわけではないのですが、なんとなく前々から思っていること。
ほとんど言いたいことはタイトルで言い終えてますが。


まずは自分の反省かつ戒めの話。
先月末にサマスマとシェアのコンペに二週連続で出場した。
サマスマが終わったあと、本来ならすぐに切り替えてシェアのコンペに向けた練習をすれば良いのに、サマスマの予選で力を出せなかったことが悔しくて、シェアコンペ前にサマスマ課題の復習に行ってしまった。
で、当然なのだけれどコンペの時にできなかった課題も後からやればそれなりに登れる。
そうすると「なんだ落ち着いてやれば登れるじゃん」みたいに、なぜか安心感を得てしまう。
でもその安心感は全く意味をなさないし、むしろ弊害にすらなり得る。
一度触ったことがあって、ムーブがわかっている課題を、ノープレッシャーの下で登ることができても次のコンペの役には当然あまり立たない。
そんなことで溜飲を下げてもしょうも無さ過ぎる。
コンペ前なのだから触ったことない課題でコンペ想定練習をした方が良いから、まだタクマヌマジリの完登したコーディネーション芸人決勝課題でも触ってみた方が100倍自分のためにはなる。でもその課題は触りもしなかった。
そして案の定シェアのコンペは振るわない結果だった。

(サマスマの場合は、できなかった課題のリベンジだけでなくて、触っていない課題も含めてとても面白そうだったから登りに行ったというのももちろんありますけどね)


同様にあるコンペに参加した人であろうと参加しなかった人であろうと、コンペ課題を後からやりに行って「何完でしたー!」とか自己主張してもほぼ意味がない。
コンペ本番と自分で後からやるのでは天と地ほども状況が違う。
本番では時間的制約から1,2トライで登らなくてはならないかもしれないし、最適なムーブがわからないかもしれないし、詳細なグレードがわからない状態かもしれない。
仮に後からコンペ課題をやるときに、課題に関する情報を完全にシャットアウトしてトライして、かつアテンプト数とかを気にして触ったとしても、それでも本番と比べたら完登の意味合いは全然違う。
なぜならコンペというプレッシャーの中でやるのと、何にもプレッシャーが無い状態でやるのでは雲泥の差だからだ。

もちろん、コンペだと人の登りが見れたりとか、火事場の馬鹿力が出たりだとか、フリクションがまだ良い状態だとか、逆に好条件なこともあるけれど。

とにかく、コンペは心技体全てが揃わないと上には行けない。
後からコンペ課題だけをやるのは、「心」にかかるプレッシャーも少ないし、ムーブがわかっていたり戦略的な「技」もたいして必要ないので、フィジカルの「体」を試しているだけに過ぎないとも考えられる。
ユースの子達を含めてコンペティターは本当に凄まじい環境で戦っていると思うから、彼らを見下すような発言は絶対にしたくない。

これはなにもクライミングだけに限った話じゃない。
例えば受験とかでも、過去問で何点が取れたとか、問題集のこんな難問が解けたとかに、ほぼ意味がないのと同じだ。
年に一度という失敗が許されない状況で、自分ができることを当たり前にするということに難しさがある。
本番に力を出せるやつが受かる。

とここまで言ったものの、コンペ課題を実際に触ることで実力を確かめることは大切だし、受験だって膨大な量の過去問を解かなくては戦場にすら立てないのもまた真実。
練習でできないことが本番でできるなんてことは滅多にない。
とてつもない練習の積み重ねの末に輝かしい本番の舞台はある。

要はフィジカルやベースのクライミング能力を鍛える練習やトレーニングの場と、心技体全てを動員する実践の場をはき違えてはいけないということだ。
練習やトレーニングの場で良い結果をだしたからといって慢心してはいけない。

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ロクスノ77号の宣伝&補足とBear's Rockのセット

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本日9/6(水)に『Rokc & Snow 077』が発売されました。
いつも通り「僕らは考える石ころである」を書かせていただいているので、もしよければ読んでみてください。
今日の記事は宣伝っぽいものばかりなのですが、ロクスノの補足と、今日まで3日間セットにいかせていただいていた葛飾区のBear's Rockさんでのセットのことを書きます。



■ロクスノ77号の補足

ロクスノ77

前回は練習の「密度」の話だったので、今回は質の話。
テーマは「限界的練習」。
めちゃくちゃ強い人の練習を見たことがある人ならわかると思うのですが、彼らって出来る課題を淡々とこなすという練習はほとんどしていないですよね。
常にできるかできないかわからない、だけど難しすぎない課題にチャレンジしています。
そのような練習方法を限界的練習というのですが、あらゆる分野での上達法として知られているものです。
きっと普段の練習に大きな影響を与えるものになるはずなので、良かったら目を通してみてください。
ちなみに『Peak 超一流になるのは才能か努力か? 』という本を大いに参考にして今回の記事は書きましたので、こちらも是非!

それと今回のロクスノは最近クラックやトラッドをやっている自分にとっては垂涎の内容ばかりでした!

・佐藤さん・増本さんのベアトリス、横山さん・長門さんのK7
 今の僕にはそのすごさを推し量ることはできないが、とにかく写真だけでも迫力がありすぎる。
 こういう冒険的なクライミングには心底あこがれる。

・アレックスオーノルドのフリーライダーフリーソロ
 エルキャップのフリーソロ中にV7(初段)のデッド、、、もうわけわからん
 "一見不可能な目標を打ち立て、それを細かく分け、おのおのの部分をひとつずつ片づけていく" あたりまえだけど至言。
 
・倉上さんのイギリスでのクライミング
 まずプロテクションや終了点の写真が衝撃的なので必ず見て欲しいです。
 あと"最初のトライで20m超の墜落を経験し"とかサラっと書いてあって、もう何が何だか。
 瑞牆での最近の成果である「ハヤブサ/5.13a(8P Ⅵ)のソロ・初見ワンプッシュレッドポイント」などもあわせて、倉上さんの活躍から目が離せないです。

他にも

・坂野さんの英国式トラッドグレード
・ジェームズピアソンの記事
・ユージさんたちのフェロー諸島でのクライミング

などなど書ききれないのですが読みどころ満載。
しかし、トラッドどころか岩場でのクライミングには興味の無い層にとってはきっと読むところがあまりないのかも。
クライミングというだけでかなり多様化しているので、どういう記事を扱うかは難しいところですよね。

そして何よりうれしかったのは読者の声のコーナーで僕の連載を褒めてくれる声がいくつかあったことです。
ブログにも前に書きましたが、こういう見知らぬ誰かからの声は本当にモチベーションに繋がりますね。
(参考:誰のためにブログを書くのか
頑張って連載を続けようと思いました。







■Bear's Rockでのセット

・セット途中の写真ですが、135度と125度はかなり良い壁です
変換 ~ Bears Rock

9/4,5,6(月、火、水)で葛飾区のBear's Rockさんで全面セットをさせていただきました。
Bear's Rockは京成線のお花茶屋駅から歩いて5分ほどにあるジムです。
写真で見ていたよりも高さと壁面積があり、スラブから135度まで揃っているのでかなりトレーニングになる環境だと思います。
一緒に入った奥谷さん、MAXさんと各自30本程度作りました。
セッター3人の個性がかなり違うので、楽しめるはずです。
僕はダイナミック系とか、コーディネーションとか、ウルトラシンクラック課題とか一見ふざけた課題も作ってみたりしましたが、各グレードで必ず1本はきちんとしたクライミングをさせる課題も入れました。
奥谷さんとMAXさんの課題は本当に面白くて、奥谷さんの135度の真っ向勝負ピンチの初段、MAXさんのスラブ初段、これをやるだけでも行く価値はあると思います!
是非遊びに行ってみてくださいー。

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2017年度上半期に読んで面白かった本

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何気に意外な人たちからリクエストがあるので、半年に一度の「面白かった本」シリーズを書きます!
こういうクライミングと関係ないブログも本当はもっと書きたいのですけどね。

過去記事
2016年度下半期に読んで面白かった本
2016年上半期に読んで面白かった本
2009年度上半期面白かった漫画


面白かった本一覧
■すごい物理学講義
■ドーキンス自伝ⅠⅡ
■迷惑な進化
■まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
■リクルートの すごい構“創"力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド
■アイデア大全――創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール
■何者
■刻々
■左ききのエレン
■はてな匿名ダイアリー



■すごい物理学講義
著者:カルロ・ロヴェッリ
ジャンル:科学(物理)

今期のベスト本は間違いなく『すごい物理学講義』です。
今期というか科学本の中で人生ベスト3には入るのではないかと思えるくらいの傑作。
リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』や、朝永振一郎の『鏡の中の物理学』に並ぶ、絶対に読んでおくべき一冊。
それだけに邦題が残念過ぎる、、、。(イタリア語の原題は「現実は目に映る姿とは異なる」らしいです)
その内容は物理の歴史を著者なりの視点で紐解いていって、最新のループ量子重力理論まで話を進めるものなのですが、数式をほとんど使わずにそれぞれの偉人が成し遂げた物理的発見をわかりやすく明快に書いてくれています。
例えばガリレオに関する記述

ガリレオは、人類の歴史上はじめて「実験」を行った人物である。実験的科学はガリレオとともに始まる。
実験の内容は単純である。まずは、物体を自由に落下させる。
それから、落下速度の正確な測定を試みる。
それだけである。



また、自然科学的な見方では無く、目的論的な見方をするプラトンに対しては

進むべき道を完全に誤っている、あの偉大なるプラトンが!



などと強烈な言葉を浴びせます。

ここでは書ききれないのですが、ニュートンやアインシュタインに関する話も本当にロマンと愛が溢れた文章で読むのを止められないです。
高校物理がわからなくてもおそらくある程度は楽しめる、というかむしろそういう人に向いている本なのかもしれません。





■ドーキンス自伝Ⅰ、Ⅱ
著者:リチャード・ドーキンス
ジャンル:科学(生物)、自伝

上記でも触れましたが、名著中の名著『利己的な遺伝子』の著者のドーキンスの自伝です。
幼少期からのドーキンスの体験や、考え方が紹介されていて、如何にしてこの偉大な科学者が作られたのかという秘密の一端に触れることができます。
例えば、昔からとにかくドーキンスは反知性的なことが許せない性格なことが読み取れますね。

サンタクロースを信じている子供を、その存在を疑うというちょっとしたゲームに導くのはそれほど、あからさまに悪いことなのか?
もしサンタが世界中の子供すべてにプレゼントを贈るとしたら、サンタは何本の煙突にいかなければならないだろうか?
クリスマスの朝までにこの仕事を終わらせるためには、トナカイはどれほど速く空を飛ばなければならないのだろう?
サンタクロースは存在しないなどとストレートに言わなくていい。
間違いを犯さないために懐疑的な疑問を発するという習慣を推奨するだけでいいのだ。



同意×100!

ドーキンスマニアなら是非手元に置いておきたい一冊。







■迷惑な進化
著者:シャロン・モアレム
ジャンル:科学(生物)

科学三連発です。
10年ほど前の本ですが、妻の本棚にあったものを引っ張り出して読んだらとても面白かったので。
本書の大きな一つのテーマは「致命的な病気になる遺伝子はなぜ長い歴史の中で淘汰されずに、今日の時代まで生き残っているのか」というものです。
例えばインスリンがうまく分泌されないため血液中の糖が高濃度になってしまう、糖尿病。
これはドーキンスの進化論的に考えれば、糖尿病になりやすい遺伝子を持った人は淘汰されて絶滅してしまうのではないか、という疑問が当然沸きます。
それに対して著者は、氷河期や寒い地方に住む人にとっては、血液中の糖の濃度が高いことで血液の氷点が下がることで末端の壊死や凍死のリスクを下げることができるなどのメリットもあると説きます。
著者の主張が必ずしも正しいとは限らなそうですが、目から鱗の発想も多く読んでいて楽しい本でした。





■まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
著者:ナシーム・ニコラス・タレブ
ジャンル:ビジネス・経済

『ウォール街のランダムウォーカー』や『なぜ投資のプロはサルに負けるのか?』などでも散々言い尽くされているとは思いますが、この世の中に溢れている投資のやり方などが如何に出鱈目で、それらは運によって成り立っているかに過ぎないのかを書いている本です。
この本は、世の中で言われていることをこう言い換えろと言っています。

「因果、法則」は「逸話、まぐれ」である。
「シグナル」は「ノイズ」である。
「能力のある投資家」は「運がいいだけのバカ」である。
「市場に打ち克つ」は「生存バイアス」である。


投資だけでなく、あらゆる分野に当てはまるものかもしれませんね。





■リクルートの すごい構“創"力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド
著者:杉田浩章
ジャンル:ビジネス

ボストンコンサルティンググループの日本代表の杉田さんが、リクルートで事業が生み出される仕組みについて書いた本です。
こんなことまで書いて良いのかというくらい詳細にリクルート式メソッドが記されています。
事業化されるまでのステップが9段階に分かれているのですが、個人的に感銘を受けたのは
1ステップ目の「不」の発見ですかね。
「不」の発見の不とは、「不便」「不安」「不満」などあらゆるネガティブな概念の象徴なのですが、まずはそれを発見し解決することが事業に繋がると説いています。
それで不に関して大切なことは

・誰も目をつけていなかった「不」かどうか
・本当に世の中が解決を求めているものなのか。既存の産業構造を変えるほどの、大きな可能性を秘めているのか
・「不」を解消することが収益に繋がるのかどうか

です。

なので単なるニーズとは全く違うものなのです。
クライミング業界ではクライミングジムの乱立を初めとして色々なビジネスが立ち上がっていますが、本当にそれらは「不」を解消するのもなのかという視点は絶対に抑えておかなければならないと感じましたね。





■アイデア大全――創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール
著者:読書猿
ジャンル:ビジネス・図鑑?

創造力とブレイクスルーを生み出す42のアイデアが載っていて、見ているだけでも楽しい図鑑のような本です。
何かに行き詰ったらこの本を開くと打開できるかも。

面白かったものを1つ紹介すると、「オズボーン・チェックリスト」というアイデアを変形して増殖させるメソッド。
既存のアイデアや成功例などを元に次の9つの質問に答えていきます
1.他への転用は?
2.他のものへの応用は?
3.変更したら?
4.拡大したら?
5.縮小したら?
6.代替したら?
7.再配列・アレンジしたら?
8.逆転したら?
9.結合させたら?


このオズボーン・チェックリストで生まれた例をあげると

「魔法瓶」:電球を「2.他の者への応用は?」と考えた
「Twitter」:長いテキストを「5.縮小したら?」と考えた
「エスカレーター」:階段の主客を「8.逆転したら?」と考えた

などがあるようですね。

イラストも可愛くてぺらぺらめくるだけでも楽しめるはずです。




■何者
著者:朝井リョウ
ジャンル:小説

今更感がありますが、これも妻の本棚に入っていたものを読んだらサクサクと読み進められてテーマが心にも残りました。
それとなぜか最近小説がうまく読めないのですが、『何者』はライトで読みやすかったですね。
もはや5年前のネットの世界は古臭くすら感じられますが、SNS時代の就活生の姿を生々しく書いた小説であり、所謂一般的な就活を経験した人なら自分の黒歴史とかも思い出して結構心に刺さると思います。

個人的に刺さったのはクライマックスで主人公が言われたこのセリフ

「距離をとって観察していないと、頭がおかしくなっちゃいそうになるんだもんね。
でもね、そんな遠く離れた場所にひとりでいたって、何も変わらないよ。
そんな誰もいない場所でこってりと練り上げた考察は、分析は、毒にも薬にも何にもならない。
それは誰のことも支えないし、いつかあんたを助けたりするものにも、絶対ならない」
「観察者ぶってても、何にもならないんだよ」



うわーmickipediaのこと言われてんのかと思ったわ。笑




■刻々
著者:堀尾 省太
ジャンル:漫画

刻々1 1
刻々2 2

すでに周りの人にかなり薦めていますが、今期のNo.1漫画は『刻々』ですね。
時間の止まった止界という世界で、それぞれの登場人物が己の目的を遂行するために戦うバトル系SF漫画。
『寄生獣』以来の衝撃などと巷では言われていましたが、確かに同じSF系ですがテーマはかなり異なります。
寄生獣は人間賛歌がテーマなのに対して、刻々は時間や宗教がそのテーマとなっていて、個人的には刻々のほうが共感できる部分は多かったですね。
特にラスボス的な位置付けの宗教団体のトップである佐河の考えが、わかりすぎる。
冒頭の絵にもある

世界を永く見たい。
理想を言えば人の何千倍もの長さの時間を見たい。



とかは、高校生くらいの時に僕も真剣に悩んでましたからね。

ちなみに作者の堀尾 省太さんの作品は外れが無いようで、今連載している『ゴールデンゴールド』も半端じゃなく面白いです。






■左ききのエレン
著者:かっぴー
ジャンル:漫画

エレン


こちらも今最も連載を楽しみにしている漫画です。
cakesという月額500円(最初の数話はタダで読めるかな?)のwebメディアでだいたい毎週木曜日更新で連載中ですが、kindleでも買えるようです。
絵は下手ですが、連載が進むに連れ徐々に上手くなります。

あらすじとしては、広告代理店に勤める主人公の光一が、高校生の時に出会った圧倒的才能を持つ絵描きであるエレンの呪縛に縛られながら業界を生き抜いていくというものです。
第1話のクライアントへのプレゼン前に仕事に追い込まれて上司に巻き取られる感じとかは、社会人の新人時代の雰囲気を思い出してグッときます。
エレン以外にも写真家やモデルなどのあらゆる分野の天才たちとの才能差に葛藤する主人公の姿もきっと誰しも共感できると思います。
そして物語は来週あたりにクライマックスを迎える予感。
『何者』と言い、このエレンと言い、これ系のテーマに未だにハマっている僕は大二病から抜け出せていないのかもしれない、、、。





■はてな匿名ダイアリー
上でも触れましたが最近長くて硬い文章が読めなくなってしまったので、暇つぶしに結構はてな匿名ダイアリーを読んでしまいます。
ちなみにはてな匿名ダイアリーとは、自分の身元を隠したまま書くことのできるブログのようなものです。
もはや本ではないのですが。
もちろんその全的な質は決して高いとは言えず95%くらいがマジでどうでも良い内容なのですが、たまに傑作に当たります。
例えば
30才になってしまった
君は最高のキーボード「Realforce」を知っているか
とか。
下手に小説や漫画で傑作を探すより、はてな匿名ダイアリーを漁るのも面白いかも、、、?



とまぁこんな感じですね。
なんかめちゃくちゃ長くなってしまった。
ではこのコーナーはまた半年後に!

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クラック日記 2017夏

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今年(2017年)の6月にクラックを始めて3ヶ月が経ちました。
途中ボルダーコンペに向けてしばらく離れていたこともあったけれど、数えてみたら計9日間ほど小川山を中心にクラックに通っていたのでそれなりに密にやり込んだと言えるでしょう。
というわけで登ったクラック課題や感じたことを備忘録的にも記しておこうと思います。



■登った課題
小川山
・愛情物語 5.8
・セレクション(6P 途中2ピッチを繋げた) ラストは5.9へのバリエーション 
・カサブランカ 10a or 10b
・龍の子太郎 1P目 5.9
・ジャックと豆の木 10b/c or 10c
・小川山レイバック 1P目 5.9
・クレイジージャム 10d

瑞牆
ダルマ岩の5.8~10a程度までのワイドをトップロープで6本程

カサブランカ
変換 ~ カサブランカ

クレイジージャム
変換 ~ クレイジージャム

ジャックと豆の木
変換 ~ ジャックと豆の木

小川山レイバック
変換 ~ 小川山レイバック

龍の子太郎
変換 ~ 龍の子太郎



中でもクレイジージャムは100岩で★4つが付いているだけあって、本当に奇跡的なルートだと感じました。
巨大な親指岩にここしかないという風格漂うライン、ハンド・ワイド・フィンガーと色んなサイズのクラックが登場、トップアウト可能であり頂上からの眺めも最高。
ちなみにクレイジージャムの初登は1981年と僕が生まれる前です。(吉川 弘さん初登)
まだファミコンすら発売されていない時代に登られたこのクラックを、未だに僕らは登って遊んで楽しんでいるなんて素敵じゃないか。

クレイジージャム動画



■少し感じたこと
とにかくクラックは面白い!
その魅力は
・ラインの明快さ、カッコ良さ
・落ちられないひりつく感じ
・登り終わったあとに(多くの場合終了点以外)プロテクションが無くなり、岩は元通り
というところでしょうか。

それと、これまで培ったボルダー力はクラックでも大いに発揮できると感じましたね。
落ちられないここぞという時にパワーを出したり、どうしてもジャムが決まらなくて指先で何とかホールドを掴んだりするときにボルダー力に助けられたことが何度もありました。
これからもボルダー力を活かして、クラックに取り組もうと思います。
と言いつつ、今日初めて触ったRampageは初手すら止まらなかったので僕にボルダー力があるのか怪しいですが、、、。



■次なる目標
とりあえず小川山の10台までの四天王的存在である
「小川山レイバック」「カサブランカ」「ジャックと豆の木」「クレイジージャム」が終わったので、
次は11台の小川山3大クラックである「イムジン河」「蜘蛛の糸」「バナナクラック」でしょうかね。
でも瑞牆も行きたいし、湯川も行きたいし、城ヶ崎も行きたいし、大堂海岸も行きたいし、何ならスポートルートもやりたいし、ボルダーでもやりたいのいっぱいあるし。

あーやりたいクライミングが多すぎて時間がない!
とにかく永遠に登るだけだ。


関東周辺の岩場


日本100岩場 3 伊豆・甲信


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