SEO対策
mickipedia

オススメ記事

スポンサーリンク

全記事一覧はこちらから

【クライミング】
■リザルト分析系
世界最強ボルダラーは誰か~過去のボルダリングWC分析~
ボルダリングが強い国はどこか~過去のボルダリングWC分析 その2~
国内最強ボルダラーは誰か~過去のボルダリングジャパンカップ男子分析~
国内最強"女子"ボルダラーは誰か~過去のBJC女子分析~
クライマーの低年齢化は進んでいるのか~BJCトップ選手の年齢推移~

■ルール考察系
クライミングのルールの考察1~ボルダーのスタートで静止する必要はあるか~
クライミングのルールの考察4~掲示物・ボルト穴の使用に関して再整理~
クライミングのルールの考察5~ボーナスを保持するとは何なのか~
クライミングのルールの考察6~アテンプトが加算される時・されない時~
加須WCの所感と、クライミングのルールの考察7~デマケーションを考える~
ボルダリングコンペのカテゴリー問題を考える

■科学するクライミング
科学するクライミング1~サイファーの方が遠くへ飛べる理由~
科学するクライミング2~前腕が太いと保持力は強いのか~
科学するクライミング3~続・前腕が太いと保持力は強いのか~
科学するクライミング5~前腕の太さの成長は保持力アップに繋がるか

■クライミング市場動向
クライミング市場動向1〜ジム店舗数〜
クライミング市場動向2~競技人口の推定~
クライミング市場動向3~競技人口の他スポーツとの比較~

■インタビュー
推しクライマーインタビュー 1~スラビスタと呼ばれる男~
推しクライマーインタビュー 2~クライミングの狂気に飲まれた男~
推しクライマーインタビュー 3~ノーマットスタイルの隠れた継承者~
推しクライマーインタビュー 4~Theハレ男~

■その他
僕のクライミング自己規範
クライミングはなぜ面白いか
僕がクライミングで言わないように・やらないようにしたいこと
セルフ・ハンディキャッピングに陥らないためには
「強くなってから挑戦します」という敗者のメンタリティ
僕らは下手くそなフォームの名人になってはいないか
登ることから逃げない

【漫画感想】
にんげんっていいな~岩明均『寄生獣』の解釈・感想~
ヒーローになるには~松本大洋『ピンポン』感想、転じてただの意気込み~


【小説感想】
我思う、つまりただそれ~『わたくし率 イン 歯ー、または世界』の解釈・感想~
『1Q84』の解釈・感想


【三点倒立】
世界各地で三点倒立 Where the Hell is mic?
日本各地で三点倒立 Where the Hell is mic? 2
日本各地で三点倒立 Where the Hell is mic? 3
きみはエベレストを見たことがあるか(三点倒立で)
そうだ、百名山で三点倒立しよう


【その他】
「本当に」中学生にもわかるライブドア事件
中学生にもわかるライブドア事件
創業者は何歳?-主要IT企業創業者の創業時年齢-
創業者は何歳?2-創業者の創業時年齢~IT企業以外ver.~-
科学者は何歳?-科学者の偉業達成時の年齢-
漫画家は何歳?-漫画家の作品発表時の年齢-
スポンサーリンク


ボルダリングコンペのカテゴリー問題の補足

スポンサーリンク

前回の「ボルダリングのカテゴリー問題を考える」はSNS上で多くの方から色々な反響をもらえて有意義なものとなりました。
で、そこで出ていたいくつかの意見に対して簡単に僕の考えを補足しておこうと思います。



1つ目のテーマは
■最近のコンペでカテゴリー分けが上手くできているのは、船橋ロッキーのBeast Bouldering Series(以下Beast)である
という意見。

このBeastは毎月船橋ロッキーで開催されているベルトコンベア式のコンペです。
僕も何度も参加させていただいておりますが、確かに適正グレードを大幅に逸脱しているという問題は多くは生じていないように見えます。(もちろんたまにはあるようですが)
これが何故なのか考えてみると、以下の3つの理由が挙げれれます

・カテゴリーの数が多い
・カテゴリーごとに出される課題のグレードが明示されている
・コンペが頻繁に開催されているため、選手がそれぞれの適正カテゴリーに収斂されていく

まず、Beastは全部で6カテゴリーで開催されていますが、これを超えるカテゴリー数は他では見たことがないです。
ベルコンでかつ参加人数をある程度絞っているからこそできることですが、当然カテゴリー数が増えれば各選手は適正カテゴリーで参加しやすくなります

また、2つ目の理由であげたことですが、カテゴリーそれぞれに対して「ロッキーのこれくらいのグレードの課題が出ますよ」ということが明示されています。
するとロッキーに遊びに行ったことがある人は、
「4分間でこれくらいのグレードなら何とか頑張れそうだ」とか
「これは流石に自分には簡単すぎるカテゴリーだから、上で出てみよう」とかなるわけです。
もちろんこれも草コンペだからこそ成せる業なのですが、ロッキーグレードを体感している人にとっては非常にわかりやすいわけです。

そして、何より大切なのがほぼ毎月のようにコンペが開催されているということです。
参加選手は何度か出場することで自分の適正カテゴリーが肌感覚として掴めてくるので、徐々に自分に最もあったカテゴリーに参加するようになります。
もちろん、初めての参加の人などが事故ることはあるのですが、何度か参加している人が適正カテゴリーに出ていれば「誰々さんがこのカテゴリーだから自分はここくらいかな」とある程度正確な判断基準になります。
僕が常々思うのは、選手も別に賞品や名声目当てだけで実力より下のクラスに出ているわけでなく、本当にどのクラスが適正なのか困惑しているのではないか、ということです。
コンペに出るような選手はそこまで悪ではないはずなのです。

(まぁ4つ目の理由として「ロッキークライマーは意識が高い人が多い。そしてずるがしこい奴やロッキー精神がわかっていない奴がカテゴリーをごまかそうとすると意識の高いロッキークライマーから注意される。そうすることでずるがしこい奴も意識が高くなっていく、という素晴らしい自浄作用が働いているから」というのがあり、これが本質な気もしますが一旦置いておきましょう。笑)



2つ目のテーマは
■グレード毎にポイントの違う課題が用意されているなどして、参加者全員がどの課題でもトライできるようにすれば問題は解決されるのではないか
という意見。

たしかに、このやり方は公平かもしれません。
クエールのコンペや、プロジェクトのコンペなど、多くの草コンペでも採用されている方式です。
しかし公式コンペやそれに準ずる格調のある(?)草コンペではこの方式はほとんど採用されることはありませんし、僕個人としてもあまり適切なやり方ではないと感じています。

その理由的なものが知る人ぞ知る正統派ブログ、バトルロッククライミングで触れられていてものすごい同意してしまいました。
簡単にまとめる&僕の意見も付けたすと

・ポイント制のコンペは往々にしてポイントの適切な傾斜配分が困難
・故に、困難なグレードの課題にチャレンジするより簡単なグレードで荒稼ぎした方が順位が上がることがよくある
・結果として簡単な課題をたくさん登った人が決勝に行き、困難な少ない本数の課題を登った人が予選に落ちるなどの事態が発生し、どちらの参加者も微妙な気持ちになることがある

という感じでしょうかね。

(話はそれますが、ここの部分にもめちゃくそ同意してしまった)

「俺は順位とかどうでもいいし、コンペ中ずっと難しいの打ち込もう」って人がたまにいますけど、困難なものに挑戦する姿勢は素晴らしいと思うんですけど、むしろそれがクライミングの本質な気もしますが、コンペとしては勝負を放棄してるみたいであまり好きではないです。



ようは選手が登ること以外の戦略的な面にまで配慮しないといけないことが、クライミングの本質から逸れているのが気持ち良くないんですね。
もちろん
・適切な配点
・上位○本の課題だけ得点換算
とかすれば、そのあたりは解決されるのかもしれませんが、現状としてこのやり方のコンペではツワモノクライマーが下に沈んでいる風景をよく目の当たりにします。
あとは、この方式は平等にするには全員で同じ時間帯にセッションしないといけないというデメリットもありますね。



3つ目は
■海外の草コンペではカテゴリーなどはどうなっているの?
という意見。

まじで15分くらいでネットサーフィンしてざっと調べただけなので見逃し大いにあるとは思いますが、海外でも草コンペのカテゴリー分けは厳密ではないものが多そうです。

参考
Tristate Bouldering Series
GoPro Mountain Games
Vulcan Cup Bouldering Competition
Dynomite Bouldering Competition
Rock-It Power Bouldering Competition

どこのコンペを見ても、カテゴリーは
・Novice:V0-2
・Intermediate:V3-5
・Advanced:V6-8
・Masters:40+
のように(おそらく)出される課題のグレードで3クラスくらいに分けて、で40歳以上の人とかユースは別枠、みたいな形式が多いように思われます。
結局のところ、「どこの何のグレードなのか」は詳細に書いてはいないので、日本と同じく厳密には書かれていないですね。
ランキングもTNFCやBLoCのように順位でポイント与える程度の簡易的なものしかなく、レーティングと呼べるものまでは発見できませんでした。
これによってカテゴリー問題が日本と同じように叫ばれているかどうかまではちょっと調べ切れなかったっすね。



てな感じで補足を終わります。
簡単に補足するつもりがまたくっそ長くなってしまった、、、。

スポンサーリンク


ボルダリングコンペのカテゴリー問題を考える

スポンサーリンク

SNS上でよく話題に上がっているボルダリングコンペのカテゴリー問題。
もう少し具体的に言うと

同一カテゴリー内で参加者の実力差があり過ぎるために生じている以下の諸問題
 ・上位に食い込める可能性がほとんどない参加者が多く発生
 ・全完登(更には全1撃)者続出
 ・セッターにとって課題作成が困難
 ・観客にとっても見ていて面白くない

について考えてみようと思います。

個人的には、SNSで時折騒がれてはいるものの、これまでそれほど大きな問題だとは感じていませんでした。
しかし先日のThe North Face Cup 2017(以下TNFC)のFish戦を運営側として客観的に見てみた時に、想像以上に根深い問題だと感じたため、自身の思考の整理も含めて記事を書くことにしました。
この問題はもはや「グレードごまかしてんじゃねぇ!適正カテゴリーに出ろ!」みたいな、精神論的な啓発だけでは解決できない領域まできていると感じます。



目次
■前提
■現状認識
■問題の根源
■具体的対策
■終わりに



■前提
まずこの話題を論じる上で前提として断っておきたいことがあります。
それは、

現状のほぼ全てのコンペにおいて適正カテゴリーの基準が曖昧過ぎる。
その状況下で、不適正なカテゴリーに参加している選手がいたとしても選手を責めるべきではない

と僕は考えているということです。

例えばTNFCのDivision 3の参加基準は「1~2級以上の男性」、
BLoCのミドル男子の参加基準は「レッドポイントが概ね2級までの男性」です。
しかしこれだけでは、
最高レッドポイントグレードの話なのか、
1日で登ることができるレッドポイントグレードの話なのか、
どこのジムでの話なのか、
そもそもインドアと外どちらの話なのか、
全てがあまりに曖昧で共通認識を持つことは難しいです。

僕も5,6年前に、Edge and Sofaのコンペで「ラブリー」という3級までのカテゴリーに出て、予選をあまりに余裕過ぎる成績で通過してしまうという恥ずかしい体験をしたことがあります(決勝ではコケてそれも恥ずかしかったですが)。
しかし、当時の僕のホームジムであったTwallや品川ロッキーで2級を登れることはほとんどなかったと思いますし、外でも「忍者返し」を完登できるかどうかギリギリの時期だったので、外でもよく触る課題という意味では3級程度だったと思います。

このようにカテゴリーやグレード自体が曖昧で明文化されておらず、共通認識もされていない状況下では、選手も適正カテゴリーを見極めて出場することは難しいです。
なので、問題の原因はあくまで運営側にあり選手を責めるべき意図でこの記事を書いているわけではないということは大前提として話を進めます。
僕も運営としてBLoC等のコンペに関わっているのでこれは他人ごとでは全くない話ですね。



■現状認識
まず現状の草コンペがどういう状況になっているかを、TNFCの男子カテゴリーを例にとって見てみます。
カテゴリーは以下の5つ(DivisionをDと表記)

D1:三段以上
D2:初~二段
D3:1~2級
D4:3~4級
DFun:大会初めてかつ4級以下

以下、このグレードが「ジムでの最高レッドポイントグレード」だと解釈して話を進めると、D1とD2はカテゴリーの基準グレードと参加者のグレードがおおよそ合っているように思います。
まぁ二段や三段ってそもそもどのくらい難しいんだという共通認識ができているかどうかはわかりませんが。

一方でこれは完全に僕の主観ですが、D2の選手はコンスタントに初段を登ることができるのに対して、D3やD4で決勝に進むような選手も課題を選んだりより多くの日数をかければ、初段を登った経験またはその実力はあると感じています。
BaseCamp、Rockyなどの比較的グレードが甘いジムか、グレードがもう少し辛いPump、更に辛いライノ・フィッシュ、アングラなど、ジムによってグレード感はもちろん大幅に変わるので一概に論じられませんが。

つまり最高レッドポイントグレードという括りで見てしまうと、おそらくですがD2~D4の上位選手はほぼ全員が1級~二段程度のレンジに収まってしまうのです。
しかしD2では到底勝てないと判断した選手はレッドポイントが初段であるけれど、D3やD4にカテゴリーを下げざるを得ない。
するともう少し実力が低い参加者は上から降りてきたより強い選手を見てD4でも勝つことができないと判断してしまい、例えば最高レッドポイントが大幅に4級を超えていたり、コンペ参加が初めてでなかったりしても、規定を破ってでもDFunに参加するしかない。
と、このように上位カテゴリーからどんどん選手が押し出される構造になっているのです。
これが積み重なって
・コンペの基準となるグレードと参加者のグレードが全く対応していない
・正直なグレードで参加した人との実力差の乖離が生じる
という現象になっているのです。

そして、カテゴリーの基準グレードを参加者のグレードが大幅に上回っていた場合、コンペを成立させるためにセッターも課題を難しく設定せざるを得ないです。
そうしなければ上位陣が全完登となり勝負が着かなくなってしまうので。
すると、正直なグレードで出場した参加者は全く課題が登れない状況になり、下のカテゴリーに参加する傾向が生まれてしまいます。
こうやって更にカテゴリーの基準はあってないようなものになり有名無実化していくのです。
つまり、下の図のようなスパイラルが生じてしまっているというのが現在の状況ではないでしょうか。

170116_カテゴリー問題



■問題の根源
ではこの問題の根源はどこにあるかというと、やはり「グレードやカテゴリーの明確な基準がない」という点だと思います。
上に書いたように、基準グレードとは
・1日で登ることができるレッドポイントグレードの話なのか
・どこのジムでの話なのか
・そもそもインドアと外どちらの話なのか
などがあまりに曖昧で、ここを明確化しないと参加者を困惑させます。

更に、現行のグレード体系でコンペティターの実力を分けること自体がそもそも難しいとも最近感じています。
年々コンペティターの裾野が広がっており、多くの人が男性であれば2級程度の課題のレッドポイントは当たり前にする時代になっています。
また一番下のクラスの出場者であっても、撃ち込めばホームジムの1級や初段を落とした経験を持つ方もいるかもしれません。
しかし、「初段を撃ち込んで1本登ったことがある人」と「初段をコンスタントに登ることができる人」ではその実力は天と地ほどの差があります。
つまり最高レッドポイントでカテゴリーを分けようとするならばもっと細かくクラスを分ける必要がありますし、そもそも現行のグレード体系それ自体がコンペティターの実力を測ることに不適合なものになってきているのかもしれません。



■具体的対策
では具体的にはどのように変えていけばこの問題を解決することができるのでしょうか


<カテゴリーの基準を明確にする>
再三書いているように、カテゴリーの基準を明確にすることが求められます。
まずはどこのジムでのグレードを基準にするのかを明示するべきです。
現状都内のジムだけで考えても少なくともジム間で2グレード程度はずれが生じているというのが僕の体感です。

また最高レッドポイントグレードで語るのにも無理があります。
かといってオンサイトグレードや3便以内に登れるグレードのようなものを採用しても、個々人の実力差を上手く反映できる気があまりしません。
何となくしっくりくるのは
「2時間、○○ジムで自分が登れる付近のグレードの全ての課題を撃ち込んだ場合、初段×本、1級△本、2級□本程度登れる」
のような基準でしょうかね。
ものすごく複雑な基準になってしまいますが、参加者の実力がある程度反映される気がします。


<基準を明確にした結果より細かくカテゴリーを分ける>
仮に上記のような基準を設けたとしても、かなり細かくカテゴリーを分けないと参加者の実力に乖離が出てしまうと思います。
例えばあるジムで2時間登って、10本の初段の内
・8本登れる人
・4本登れる人
・1本しか登れない人
は同じ「初段を登れた」という結果ですが、それぞれ1カテゴリー分くらいの実力差が離れていると個人的には感じます。
ですので、本当に実力が拮抗したグループ分けをしたいのであれば、例えば以下の様にかなり細かくわける必要があります。

2時間○○ジムにいた場合、
1. 二段が半分程度登れる
2. 二段が1,2本、初段が9割方登れる
3. 初段が半分程度登れる
4. 初段が1,2本、1級が8割方登れる
5. 1級が半分程度登れる




これをしっかりわけようとすると10カテゴリーとかになってしいますね。
しかし現行のグレードというものはそれくらい1つのグレードが幅広いものとなってしまっていて、競技者の増加に対応し切れていないものだと感じています。


<適正カテゴリーに分けるレーティング制度的なものを導入する>
しかしどれだけ基準を明確にしたところで、本来よりも下のカテゴリーで出場する選手は発生するでしょう。
それに対してTNFCは昇格降格という仕組みを導入しています。
これはクライミング業界では画期的な試みですが、コンペが基本的に年1,2回程度なので昇格降格のタイミング以上に選手の成長スピードなどが早く実質的にうまく機能していないと言わざるを得ません。

これを打破するには以下が考えられます
・コンペの回数を上げる。もしくは他での開催コンペを基準に昇格降格を機能させる
・課題ごとに登れた登れていないを評価して各選手にポイントを振り分ける、レーティング制度を導入する


レーティングというのは各選手が自分の実力を表すレートというものを持っていて、コンペの結果でそのポイントが上下する仕組みです。
例えば
「No.5の課題を登れているのはこの大会で○%の選手だけである。この選手のレートから考えると実力以上の結果を出しているのでxxポイントを与える。
逆にNo.10の課題は○○%もの選手が登っているのに、この選手は登っていない。この選手のレートから考えると登らないといけない課題なのでxxポイントをマイナスする」
のようなことを数学的に処理するのです。

他のスポーツでの例などは今度別記事で詳しく書くかもしれないです。
もちろん課題の取捨選択などに影響してしまったり、出場選手でレーティングの上下が多少なりとも影響してしまうなど、運用しようとすると問題は大きいのですがもしある程度正確なレーティングが導入されれば出場クラスで迷うことなどはなくなります。
レート1000~1200の選手はこのカテゴリーに出場すること、などと機械的に決めることができるので。



■終わりに
想定以上に長くなってしまいましたがこんな感じです。
こんなことブログで書いているくらいならまずBLoCとかでやれよって話なのですが。
でも実はカテゴリーの基準を明確にしないでも「BLoCミドル決勝程度のレベル」みたいなこれまで皆で積み上げてきた暗黙での共通認識も好きだったりするんですよね。
と、ここにきてちゃぶ台を返してみたり。笑

ともあれ、これから競技人口がますます増えていくとこの問題は避けられないですね。
今後も考え続けていきます。
ではでは。

スポンサーリンク


2017新年!利きチョーク大会!!

スポンサーリンク

さて、新年1発目のライノにて面白い企画をやりましたのでその紹介をしますね。
その名も、

「2017新年!利きチョーク大会!!」

あ、お遊び企画なので色々適当です。笑



目次
■きっかけ
■企画概要
■結果
■補足&考察&結論
■終わりに



■きっかけ
2016年末に豊田に行ったのですが、そこで関西クライマーの方々とお知り合いになりました。
みなさんクライミングにめちゃめちゃ詳しい&強くて、とても楽しい時間を過ごしたのですが、その中の雑談で

"どこどこのチョークが良い。逆に、どこどこのはダメ。
そんなことをクライマーは口々にするが、本当に違いがわかるのか"

という話がでました。

じゃあそれ、mickipediaで検証してやろうじゃないの!
というのが、この企画のきっかけです。



■企画概要
・検証内容
まず検証内容は以下の様にしました
「パッケージを見た状態で対象のチョークを十分に触ったり使用した後、
ブラインドされたチョークを触ったり使用して、どのチョークがどの銘柄かを当てることはできるか」

どのチョークのフリクションが高いと感じるかなどを検証しても良かったのですが、今回は単に違いがわかるのかという点にフォーカスしました。


・対象銘柄
対象となる銘柄は単に揃えられるチョークを揃えただけで、意図はないです。
以下の14種(順適当)

・東京粉末 Pure
・東京粉末 Pure Black
・Friction Labs Unicorn
・Friction Labs Bam Bam
・Evolv
・Mammut
・Charko
・Soill Chunky Chalk
・Rock Technologies Dry5
・I' bbz
・Camp チャンキィ・チョーク
・Loop Pure Adiction Chalk
・Edelrid
・Sasaki 新体操 滑り止め

一応有名どころはそれなりに入っていますが、フラッシュト、メトリウス、BD、フリクションラボのゴリラ、あたりが使っている人が多い中では入っていないですかね。
あと東京粉末のeffectとspeedは臭いでバレるので外しました。

ちなみに最も高価なチョークはFriction Labsシリーズで283.5gで3,672円します。
対して最も廉価なチョークはSasakiの体操用チョークで5kgで7,884円です。
それぞれg単価が13円と1.6円となんと8倍以上の差です!


・具体的検証方法
以下の流れで検証を行いました
1. 経験豊富(クライミング歴2年~10年以上)な8名のクライマーに14種類のチョークを銘柄がわかっている状態で十分に使用してもらった
2. その後クライマーにわからないところで番号のみが振られた皿に各チョークを盛った
3. クライマーは皿に盛られたチョークを再び触り、どの番号のチョークがどの銘柄なのかを回答した

ちなみにチョークの中には完全に粉末状のものと、チャンクになっているものがありましたが、いたずらに難易度を上げないためにチャンクを砕くようなことはせずにそのまま皿に盛りました。
また正答数が最も多いクライマーには豪華賞品を用意することで検証に対するモチベーションも保ちました。

こんな感じ
IMG_4559.jpg

チョークに群がるクライマー
IMG_4561.jpg



■結果
ではまず結果を貼ります。
オレンジが正答したチョークです。
ちなみに一応、普段の愛用チョークと今回の中でbestだと思ったチョークもアンケートを取りました。

利きチョーク



■補足&考察&結論
最も正答数が多かったのはカマニイさんの7問正解!
半分当てるのはなかなかに難しいです。
デタラメに回答した時の正答数の期待値は1問なので、4問正解の人でも結構ちゃんと違いがわかっているとも言えます。

一方で、自分が普段から愛用しているチョークであってもブラインドされてしまうとなかなか当てることが難しいということも見て取れます。
サラサラ系とチャンク系などの大枠での区別は皆結構できていますが、その中で詳細に判別することは困難なようです。

それにしても東京粉末の人気の高さがすごいですね。
愛用率とbest率がとても高い。
実際のところPureとBlackの区別まではできていないものの、その2拓までは絞れている人が多かったです。

ちなみに東京粉末にサポートされているレイ杉本は検証の途中で現れたのですが、いきなりブラインドされた14種類の中から東京粉末のPureとBlackを当てました!
さすが世界の杉本。
チョークに対する感覚も一級品です。

結論、

わかる人にはわかる!!笑



■終わりに
如何でしたでしょうか。
すんませんシメが適当で。
まぁ正直どんなものでも「利き○○」というのは難しいですよね。
あと14種類は流石に多すぎて、記憶力的な問題で当てられなかったというのもあるかもしれません。

何か面白い企画があれば他にも募集してます!
ではでは。

東京粉末 Black


東京粉末 Pure


Sasaki


Mammut


Camp



スポンサーリンク


誰のためにブログを書くのか

スポンサーリンク

あけましておめでとうございます。
元旦ですのでなんとなく自分のブログ「mickipedia」について少し考えてみました。

最近ではほとんどクライミングのことしかテーマにしていませんが、好きなことを書き続けているこのブログ。
知人友人やお客さんからブログに対するリアクションをもらうだけでなく、他ジムや岩場で出会う初めての人からも「ブログ読んでます!」と言っていただけることも多く大変感謝しています。
昨年はとにかくブログを書き続けるということを内なる目標として、月4本というペースをなんとか維持しました。

それで思ったのが、なぜ僕はブログを書いているのか、ということです。
思いつくままに漏れありダブりありで列挙してみると

・僕の書くことが少しでも誰かのためになればと思っている
・大げさに言うとクライミング界の発展に少しでも寄与したい
・読者のリアクションが嬉しい
・自分の頭の整理
・単に文章を書くことが楽しい
・高校生のお小遣いレベルだが収益が発生することがモチベーションになっている
・もはや習慣になった

などでしょうかね。

で、この一番目に上げた
・僕の書くことが少しでも誰かのためになればと思っている
という気持ちは何かをやる上で結構大事なのではないかと最近感じています。
この「誰か」というのは具体的な人物を指しているわけではなく、本当に「どこかの見知らぬ誰か」なわけです。
例えばクライミングのことを書く場合は、
「上手くなりたいと向上心を持っている誰か」
「壁にぶつかっている誰か」
「クライミングをもっと知りたい誰か」
「単にクライミングを楽しみたい誰か」
の姿を漠然と想定することもあります。

僕のこの感覚にぴったりな表現をしてくれているのが、僕の青春を支えた偉大な小説であるJ・D・サリンジャーの『フラニーとゾーイー』に出てくる「太っちょのオバサマ」です。
大学生のフラニーは女優を目指していますが、周囲のエゴをかざしたり知識をひけらかす人間が嫌になって病的になってしまいます。
そんなフラニーに対して、兄のゾーイーは
「いつどんなとき芝居をしようと、世界のどこかで君の姿を楽しみにしている『太っちょのオバサマ』の姿を想像して演技をしなよ」
と言って勇気付けるのです。
具体的な誰かではなく、会ったことも無い「太っちょのオバサマ」を。



この話なんにでも言えますよね。
仕事などももちろん結局は自分のためにやっているのですが、どこかの誰かのためになるという想いを持って日々頑張っている人も多いと思います。
アスリートなどにもこう考える人は多いのではないでしょうか。
僕は今は自分の登りに関してはほぼ完全に自分のためにやっていますが、「どこかの誰かのため」に登るという感覚がいつか分かる日がきっと来るんでしょうね。

ミスチルの『彩り』のこのフレーズとかも似た感覚ですね。

"僕のした単純作業が この世界を回り回って
まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える"



ミスチルはそんなに聴かないのですが、この曲はやたらと心に残っています。



というわけで、2017年もmickipediaは自分のため、そして「どこかの誰かのあなた」のために書き続けます。
ではでは。

スポンサーリンク


PageTopNext>>

スポンサーリンク
全ての記事一覧

全ての記事が一覧で見やすく見ることが出来ます!

全ての記事を表示する

プロフィール

Author:mic
植田幹也
はい、ミキペディアです
ボルダリング中心ですが、クライミング全般の記事が多いです
mikipediaではないです

メールアドレス
pinedooruedaあっとyahoo.co.jp

リンクフリーです

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター

検索フォーム

FC2カウンター

現在の閲覧者数: