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日記|mickipedia

2017年度上半期に読んで面白かった本

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何気に意外な人たちからリクエストがあるので、半年に一度の「面白かった本」シリーズを書きます!
こういうクライミングと関係ないブログも本当はもっと書きたいのですけどね。

過去記事
2016年度下半期に読んで面白かった本
2016年上半期に読んで面白かった本
2009年度上半期面白かった漫画


面白かった本一覧
■すごい物理学講義
■ドーキンス自伝ⅠⅡ
■迷惑な進化
■まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
■リクルートの すごい構“創"力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド
■アイデア大全――創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール
■何者
■刻々
■左ききのエレン
■はてな匿名ダイアリー



■すごい物理学講義
著者:カルロ・ロヴェッリ
ジャンル:科学(物理)

今期のベスト本は間違いなく『すごい物理学講義』です。
今期というか科学本の中で人生ベスト3には入るのではないかと思えるくらいの傑作。
リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』や、朝永振一郎の『鏡の中の物理学』に並ぶ、絶対に読んでおくべき一冊。
それだけに邦題が残念過ぎる、、、。(イタリア語の原題は「現実は目に映る姿とは異なる」らしいです)
その内容は物理の歴史を著者なりの視点で紐解いていって、最新のループ量子重力理論まで話を進めるものなのですが、数式をほとんど使わずにそれぞれの偉人が成し遂げた物理的発見をわかりやすく明快に書いてくれています。
例えばガリレオに関する記述

ガリレオは、人類の歴史上はじめて「実験」を行った人物である。実験的科学はガリレオとともに始まる。
実験の内容は単純である。まずは、物体を自由に落下させる。
それから、落下速度の正確な測定を試みる。
それだけである。



また、自然科学的な見方では無く、目的論的な見方をするプラトンに対しては

進むべき道を完全に誤っている、あの偉大なるプラトンが!



などと強烈な言葉を浴びせます。

ここでは書ききれないのですが、ニュートンやアインシュタインに関する話も本当にロマンと愛が溢れた文章で読むのを止められないです。
高校物理がわからなくてもおそらくある程度は楽しめる、というかむしろそういう人に向いている本なのかもしれません。





■ドーキンス自伝Ⅰ、Ⅱ
著者:リチャード・ドーキンス
ジャンル:科学(生物)、自伝

上記でも触れましたが、名著中の名著『利己的な遺伝子』の著者のドーキンスの自伝です。
幼少期からのドーキンスの体験や、考え方が紹介されていて、如何にしてこの偉大な科学者が作られたのかという秘密の一端に触れることができます。
例えば、昔からとにかくドーキンスは反知性的なことが許せない性格なことが読み取れますね。

サンタクロースを信じている子供を、その存在を疑うというちょっとしたゲームに導くのはそれほど、あからさまに悪いことなのか?
もしサンタが世界中の子供すべてにプレゼントを贈るとしたら、サンタは何本の煙突にいかなければならないだろうか?
クリスマスの朝までにこの仕事を終わらせるためには、トナカイはどれほど速く空を飛ばなければならないのだろう?
サンタクロースは存在しないなどとストレートに言わなくていい。
間違いを犯さないために懐疑的な疑問を発するという習慣を推奨するだけでいいのだ。



同意×100!

ドーキンスマニアなら是非手元に置いておきたい一冊。







■迷惑な進化
著者:シャロン・モアレム
ジャンル:科学(生物)

科学三連発です。
10年ほど前の本ですが、妻の本棚にあったものを引っ張り出して読んだらとても面白かったので。
本書の大きな一つのテーマは「致命的な病気になる遺伝子はなぜ長い歴史の中で淘汰されずに、今日の時代まで生き残っているのか」というものです。
例えばインスリンがうまく分泌されないため血液中の糖が高濃度になってしまう、糖尿病。
これはドーキンスの進化論的に考えれば、糖尿病になりやすい遺伝子を持った人は淘汰されて絶滅してしまうのではないか、という疑問が当然沸きます。
それに対して著者は、氷河期や寒い地方に住む人にとっては、血液中の糖の濃度が高いことで血液の氷点が下がることで末端の壊死や凍死のリスクを下げることができるなどのメリットもあると説きます。
著者の主張が必ずしも正しいとは限らなそうですが、目から鱗の発想も多く読んでいて楽しい本でした。





■まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
著者:ナシーム・ニコラス・タレブ
ジャンル:ビジネス・経済

『ウォール街のランダムウォーカー』や『なぜ投資のプロはサルに負けるのか?』などでも散々言い尽くされているとは思いますが、この世の中に溢れている投資のやり方などが如何に出鱈目で、それらは運によって成り立っているかに過ぎないのかを書いている本です。
この本は、世の中で言われていることをこう言い換えろと言っています。

「因果、法則」は「逸話、まぐれ」である。
「シグナル」は「ノイズ」である。
「能力のある投資家」は「運がいいだけのバカ」である。
「市場に打ち克つ」は「生存バイアス」である。


投資だけでなく、あらゆる分野に当てはまるものかもしれませんね。





■リクルートの すごい構“創"力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド
著者:杉田浩章
ジャンル:ビジネス

ボストンコンサルティンググループの日本代表の杉田さんが、リクルートで事業が生み出される仕組みについて書いた本です。
こんなことまで書いて良いのかというくらい詳細にリクルート式メソッドが記されています。
事業化されるまでのステップが9段階に分かれているのですが、個人的に感銘を受けたのは
1ステップ目の「不」の発見ですかね。
「不」の発見の不とは、「不便」「不安」「不満」などあらゆるネガティブな概念の象徴なのですが、まずはそれを発見し解決することが事業に繋がると説いています。
それで不に関して大切なことは

・誰も目をつけていなかった「不」かどうか
・本当に世の中が解決を求めているものなのか。既存の産業構造を変えるほどの、大きな可能性を秘めているのか
・「不」を解消することが収益に繋がるのかどうか

です。

なので単なるニーズとは全く違うものなのです。
クライミング業界ではクライミングジムの乱立を初めとして色々なビジネスが立ち上がっていますが、本当にそれらは「不」を解消するのもなのかという視点は絶対に抑えておかなければならないと感じましたね。





■アイデア大全――創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール
著者:読書猿
ジャンル:ビジネス・図鑑?

創造力とブレイクスルーを生み出す42のアイデアが載っていて、見ているだけでも楽しい図鑑のような本です。
何かに行き詰ったらこの本を開くと打開できるかも。

面白かったものを1つ紹介すると、「オズボーン・チェックリスト」というアイデアを変形して増殖させるメソッド。
既存のアイデアや成功例などを元に次の9つの質問に答えていきます
1.他への転用は?
2.他のものへの応用は?
3.変更したら?
4.拡大したら?
5.縮小したら?
6.代替したら?
7.再配列・アレンジしたら?
8.逆転したら?
9.結合させたら?


このオズボーン・チェックリストで生まれた例をあげると

「魔法瓶」:電球を「2.他の者への応用は?」と考えた
「Twitter」:長いテキストを「5.縮小したら?」と考えた
「エスカレーター」:階段の主客を「8.逆転したら?」と考えた

などがあるようですね。

イラストも可愛くてぺらぺらめくるだけでも楽しめるはずです。




■何者
著者:朝井リョウ
ジャンル:小説

今更感がありますが、これも妻の本棚に入っていたものを読んだらサクサクと読み進められてテーマが心にも残りました。
それとなぜか最近小説がうまく読めないのですが、『何者』はライトで読みやすかったですね。
もはや5年前のネットの世界は古臭くすら感じられますが、SNS時代の就活生の姿を生々しく書いた小説であり、所謂一般的な就活を経験した人なら自分の黒歴史とかも思い出して結構心に刺さると思います。

個人的に刺さったのはクライマックスで主人公が言われたこのセリフ

「距離をとって観察していないと、頭がおかしくなっちゃいそうになるんだもんね。
でもね、そんな遠く離れた場所にひとりでいたって、何も変わらないよ。
そんな誰もいない場所でこってりと練り上げた考察は、分析は、毒にも薬にも何にもならない。
それは誰のことも支えないし、いつかあんたを助けたりするものにも、絶対ならない」
「観察者ぶってても、何にもならないんだよ」



うわーmickipediaのこと言われてんのかと思ったわ。笑




■刻々
著者:堀尾 省太
ジャンル:漫画

刻々1 1
刻々2 2

すでに周りの人にかなり薦めていますが、今期のNo.1漫画は『刻々』ですね。
時間の止まった止界という世界で、それぞれの登場人物が己の目的を遂行するために戦うバトル系SF漫画。
『寄生獣』以来の衝撃などと巷では言われていましたが、確かに同じSF系ですがテーマはかなり異なります。
寄生獣は人間賛歌がテーマなのに対して、刻々は時間や宗教がそのテーマとなっていて、個人的には刻々のほうが共感できる部分は多かったですね。
特にラスボス的な位置付けの宗教団体のトップである佐河の考えが、わかりすぎる。
冒頭の絵にもある

世界を永く見たい。
理想を言えば人の何千倍もの長さの時間を見たい。



とかは、高校生くらいの時に僕も真剣に悩んでましたからね。

ちなみに作者の堀尾 省太さんの作品は外れが無いようで、今連載している『ゴールデンゴールド』も半端じゃなく面白いです。






■左ききのエレン
著者:かっぴー
ジャンル:漫画

エレン


こちらも今最も連載を楽しみにしている漫画です。
cakesという月額500円(最初の数話はタダで読めるかな?)のwebメディアでだいたい毎週木曜日更新で連載中ですが、kindleでも買えるようです。
絵は下手ですが、連載が進むに連れ徐々に上手くなります。

あらすじとしては、広告代理店に勤める主人公の光一が、高校生の時に出会った圧倒的才能を持つ絵描きであるエレンの呪縛に縛られながら業界を生き抜いていくというものです。
第1話のクライアントへのプレゼン前に仕事に追い込まれて上司に巻き取られる感じとかは、社会人の新人時代の雰囲気を思い出してグッときます。
エレン以外にも写真家やモデルなどのあらゆる分野の天才たちとの才能差に葛藤する主人公の姿もきっと誰しも共感できると思います。
そして物語は来週あたりにクライマックスを迎える予感。
『何者』と言い、このエレンと言い、これ系のテーマに未だにハマっている僕は大二病から抜け出せていないのかもしれない、、、。





■はてな匿名ダイアリー
上でも触れましたが最近長くて硬い文章が読めなくなってしまったので、暇つぶしに結構はてな匿名ダイアリーを読んでしまいます。
ちなみにはてな匿名ダイアリーとは、自分の身元を隠したまま書くことのできるブログのようなものです。
もはや本ではないのですが。
もちろんその全的な質は決して高いとは言えず95%くらいがマジでどうでも良い内容なのですが、たまに傑作に当たります。
例えば
30才になってしまった
君は最高のキーボード「Realforce」を知っているか
とか。
下手に小説や漫画で傑作を探すより、はてな匿名ダイアリーを漁るのも面白いかも、、、?



とまぁこんな感じですね。
なんかめちゃくちゃ長くなってしまった。
ではこのコーナーはまた半年後に!

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2016年度下半期に読んで面白かった本

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クライミング界はワールドカップとその配信有料化のニュースでざわついていますが、
今回は最近読んだ本の中で面白かったものを紹介をするという予想外のmickipediaのムーブ。



面白かった本一覧
■サピエンス全史
■確率思考の戦略論
■読んでいない本について堂々と語る方法
■ずる 嘘とごまかしの行動経済学
■あこがれ
■古谷実の漫画たくさん
■筋トレが最強のソリューションである



■サピエンス全史
著者:ユヴァル・ノア・ハラリ
ジャンル:人類学



2016年めちゃくちゃ話題になった本。
トミーに薦められて読み始めましたが、やはりベストに面白かった。
『銃・病原菌・鉄』などが好きなら絶対にのめり込みます。
『銃・病原菌・鉄』が「世界の富や権力は、なぜ現在あるような形で分配されてしまったのか?」を紐解いた本であるのに対して、『サピエンス全史』は「なぜ我々ホモ・サピエンスは(地球全体の歴史から見れば)こんなにも短期間に、食物連鎖の大頂点に到達して全てを支配できるまでになったのか?」を紐解いています。
そしてそのカギは「虚構」。
単に言葉を話すだけならホモ・サピエンス以外の動物にも可能な種はいますが、我々は空想上の物事つまり虚構に対して言葉で語ることができます。
そして大昔においてそれは他の種との戦いで協力や作戦を生み出すことができたので、有利に戦いを進められました。
また虚構について思考し語ることで、宗教、科学、企業といったものを生み出すことも可能になっていく。
壮大な人類の物語を読み解きたい方は必読。



■確率思考の戦略論
著者:森岡毅 今西聖貴
ジャンル:マーケティング



こちらも人によっては一生のバイブルともなり得る一冊。
著者はP&Gのブランドマネジャーを経てUSJに入り、V字回復させたのですがそのノウハウを惜しみなく語っています。
TwitterでLINEの田端さんが絶賛しているから買ってみましたが、マーケティングに関してなんとなくぼんやりと考えていたことがバシバシとすっきり整理されていって目から鱗の連発です。

・ビジネスの売上は自社ブランドに対する消費者のプレファレンス(好意度)によって最大ポテンシャルが決まる
・売上を伸ばすには、以下の3つしかない
1.自社ブランドへのプレファレンスを高める
2.認知を高める
3.配荷を高める
・プレファレンスに基づいてそれぞれのブランドを購入する「確率」が決まる。
それぞれの消費者は買っても良いと考えるブランド名が書かれたサイコロを頭の中に持っていて、それを購買行動の都度振って購入ブランドを決定している


サイコロの話は何も消費材だけに限りません。
例えばクライミングジムだってプレファレンスに基づいたサイコロをクライマーそれぞれが持っていて、都度頭の中でそれを振ってその日に行くジムを決めているのです。
各ジムは良質な課題作り、口コミによる評判、SNSでのアピールによってプレファレンスを上げてクライマーのサイコロの面を奪い合っているのです。
ライノにしか来ないクライマーは、プレファレンスが高すぎるあまり全面ライノの目が書かれたサイコロを持っているということになりますね。笑



■読んでいない本について堂々と語る方法
著者:ピエール・バイヤール
ジャンル:人文・思想



「本を読む」ということについて改めて考えさせられます。
そもそも「本を読む」とは何でしょうか。
内容全てを1字1句目で追うことなのでしょうか、とりあえず内容を理解することなのでしょうか、それとも目次だけ見ても「本を読んだ」と言えるのでしょうか。
個人的な学びはとにかく「全体の見晴し」が大切ということ。
読んだ本に対しても自分なりの「全体の見晴し」を持っていなければ何も語れないし、逆に読んだことが無くてもその本の位置付けや書かれた背景などを知っていればある程度語ることはできる。
そしてこれって読書だけに言える話ではないのですよね。
仕事でもスポーツでも何でも「全体の見晴し」が無ければいけない。



■ずる 嘘とごまかしの行動経済学
著者:ダン・アリエリー
ジャンル:行動経済学



たしかFar Yeastの山田さんがTwitterで紹介していて、それで読んでみたら面白かった本。
行動経済学で超有名な『予想通りに不合理』の著者が書いているので外しようがないですね。
人々が不正行為、所謂「ずる」をする時、古典的な経済学では
「ずるによって得られる便益と、費用(見つかる確率と罰則の重さ)を比べて、その上でずるをするかどうか判断している」と説明します。
しかし様々な実験によって、人間はそんな考え方は実はしていないということが次々に浮き彫りになっていきます。
おおまかに言うと僕らは単純に費用便益的な考え方ではなく「そこそこ正直な人間」という自己イメージを保てる水準までごまかしをします。
例え10円であれ人の財布からお金を抜くことは普通の人はできない。
でも職場のボールペンを私物にしてしまうことはだいたいの人間にはできる。
自分がいかに曖昧な道徳の境界線で日々暮らしているかがわかるので自分を見つめる良い機会になるかもしれません。



■あこがれ
著者:川上未映子
ジャンル:小説



川上未映子さんの味があって独特のテンポの文体は学生時代にそれこそ本当にあこがれた。
今はなんだかフェミニスト代表みたいになってしまっているけれど、、、。
二部構成だけど特に前半のミス・アイスサンドイッチの読後感が、なんか懐かしい気持ちになりました。

「わたしはね、『できるだけ今度っていうのがない世界の住人』、になったんだよ。
いましかないんだ、ってね、わたしはずうっとまえにそれを決めたの」





■古谷実の漫画たくさん

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『ヒミズ』は心に残る漫画ベスト10に入るくらい好きなのだけれど、なんとなく古谷実の他の有名どころをいくつか読み漁りました。
古谷実といえばどこまでいってもその代表作は『稲中』なのだけれど、実は『ヒミズ』以降はシリアス路線も交えたりしています。
読んだのは
『ヒメアノ~ル』
『シガテラ』
『サルチネス』
『わにとかげぎす』
映画になって話題になっていたけれど『ヒメアノ~ル』が引き込まれました。
どの作品も途中かなり猟奇的な暴力や性犯罪描写が出てくることが多いのだけれど、実際にそういう「闇」がこの世の中のどこかに溢れているということは事実。
そういう混沌とした世界の中で「闇」の被害者にならずに普通の生活が保たれていることが如何に幸せかを描きつつ、「闇」の被害者や加害者側に対しても何らかの救済が描かれているような、そんな漫画が多いですかね。



■筋トレが最強のソリューションである
著者:Testosterone
ジャンル:スポーツ



筋トレ系自己啓発書として一部界隈で話題になりました。
とにかく1ページごとに

・筋トレをするともれなく自信がつきます。上司も取引先もいざとなれば力尽くで葬れると思うと得られる謎の全能感
・筋トレの中毒性がダイエットを成功させる。タバコや酒が止められないのと同じで筋トレや食事制限が止められないのです
・人生で一番優先したいモノを決めろ。例えばそう・・・筋肉
 1.飲み会→寝たい断る
 2.合コン→外食NG断る
 3.何食べよう→タンパク質
 4.旅行→筋トレしたい断る
 5.就職→筋トレ時間を確保できる法を選択
 6.住まい→駅近よりジム近
・「痩せたい!(食事制限や筋トレはしたくない)」みたいなのが多過ぎる。価値のあるものは簡単には手に入らんよ


などが書いてあるとにかくふざけた本なのですが、意外と核心を突いている言葉が多い。
そして「筋トレ」を全て「クライミング」に置き換えるとクライマーはより納得できるのであった。
、、、まぁ買うほどではないかも。笑


てな感じで紹介を終わります。
またこのコーナーは半年後、、、かな?

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誰のためにブログを書くのか

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あけましておめでとうございます。
元旦ですのでなんとなく自分のブログ「mickipedia」について少し考えてみました。

最近ではほとんどクライミングのことしかテーマにしていませんが、好きなことを書き続けているこのブログ。
知人友人やお客さんからブログに対するリアクションをもらうだけでなく、他ジムや岩場で出会う初めての人からも「ブログ読んでます!」と言っていただけることも多く大変感謝しています。
昨年はとにかくブログを書き続けるということを内なる目標として、月4本というペースをなんとか維持しました。

それで思ったのが、なぜ僕はブログを書いているのか、ということです。
思いつくままに漏れありダブりありで列挙してみると

・僕の書くことが少しでも誰かのためになればと思っている
・大げさに言うとクライミング界の発展に少しでも寄与したい
・読者のリアクションが嬉しい
・自分の頭の整理
・単に文章を書くことが楽しい
・高校生のお小遣いレベルだが収益が発生することがモチベーションになっている
・もはや習慣になった

などでしょうかね。

で、この一番目に上げた
・僕の書くことが少しでも誰かのためになればと思っている
という気持ちは何かをやる上で結構大事なのではないかと最近感じています。
この「誰か」というのは具体的な人物を指しているわけではなく、本当に「どこかの見知らぬ誰か」なわけです。
例えばクライミングのことを書く場合は、
「上手くなりたいと向上心を持っている誰か」
「壁にぶつかっている誰か」
「クライミングをもっと知りたい誰か」
「単にクライミングを楽しみたい誰か」
の姿を漠然と想定することもあります。

僕のこの感覚にぴったりな表現をしてくれているのが、僕の青春を支えた偉大な小説であるJ・D・サリンジャーの『フラニーとゾーイー』に出てくる「太っちょのオバサマ」です。
大学生のフラニーは女優を目指していますが、周囲のエゴをかざしたり知識をひけらかす人間が嫌になって病的になってしまいます。
そんなフラニーに対して、兄のゾーイーは
「いつどんなとき芝居をしようと、世界のどこかで君の姿を楽しみにしている『太っちょのオバサマ』の姿を想像して演技をしなよ」
と言って勇気付けるのです。
具体的な誰かではなく、会ったことも無い「太っちょのオバサマ」を。



この話なんにでも言えますよね。
仕事などももちろん結局は自分のためにやっているのですが、どこかの誰かのためになるという想いを持って日々頑張っている人も多いと思います。
アスリートなどにもこう考える人は多いのではないでしょうか。
僕は今は自分の登りに関してはほぼ完全に自分のためにやっていますが、「どこかの誰かのため」に登るという感覚がいつか分かる日がきっと来るんでしょうね。

ミスチルの『彩り』のこのフレーズとかも似た感覚ですね。

"僕のした単純作業が この世界を回り回って
まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える"



ミスチルはそんなに聴かないのですが、この曲はやたらと心に残っています。



というわけで、2017年もmickipediaは自分のため、そして「どこかの誰かのあなた」のために書き続けます。
ではでは。

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2016年上半期に読んで面白かった本

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たまには普通の日記みたいなものを書いてみようかと。
というわけで最近読んだ本の中で面白かったものをいくつか紹介してみます。



面白かった本一覧
■シークレット・レース ツール・ド・フランスの知られざる内幕
■なぜふつうに食べられないのか: 拒食と過食の文化人類学
■言ってはいけない 残酷すぎる真実
■悩みどころと逃げどころ
■アルパインクライミング考
■BLUE GIANT



■シークレット・レース ツール・ド・フランスの知られざる内幕
著者:タイラー・ハミルトン、ダニエル・コイル
ジャンル:スポーツ、ノンフィクション



2013年の本なので少し古いですが、上半期のベスト。
元自転車競技のプロでオリンピック金メダリストのハミルトンが、自転車レース界にはびこるドーピングの実態を暴いた一冊。
ハミルトン曰く、自転車レースの上位選手はほぼ例外なくドーピングを日常的に行っていて、ツール・ド・フランスを7連覇した自転車レース界の偉人であるランス・アームストロングもその例外ではないと告発しています。
選手たちが使用しているのはEPO(エリスロポエチン)などのホルモン剤で、一般にEPOを投与するとピークのパワー出力が12~15%向上し、持久力が80%も向上すると言われています。
そのため、もはやドーピング無しではレースで勝つことが難しくなっていて、選手達は「ドーピングするか、自転車レース界から去るか」の選択をせざるを得ない状況になっていると明らかにします。
ドーピング剤の取引で使用している暗号や、ドーピング剤の日常的な保管の仕方、検査官からどう逃れるか、などのリアルな描写に引き込まれます。
もちろんドーピングは反スポーツマンシップなことですが、ドーピングが蔓延している環境下で過酷なトレーニングや減量に耐えながら、結果を出すためにドーピングに手を出し止められない選手の心理状況は痛いほど理解できます。
僕は自転車レースに関してド素人でしたが飽きずに最後まで読めました。



■なぜふつうに食べられないのか: 拒食と過食の文化人類学
著者:磯野真穂
ジャンル:人文・思想、インタビュー



6名の摂食障害の女性へのインタビューから、摂食障害とは一体何なのかを著者なりに考察した本。
とにかくインタビューの内容が痛々しくて刺さります。
万人に薦める本では無いですが、ダイエットや減量の経験者なら思わず引き込まれる内容。
例えば「チューイング」という、食べ物を飲みこまずに吐き出す摂食障害になってしまった女性の話を少し要約して引用するとこんな感じ

"退社時間の一時間くらい前になると、長田は「今晩はあれを買って、これを買って」と、今晩の過食についてあれこれと考えをめぐらし始め、落ち着きがなくなっていた。
帰宅途中のスーパーに入ると、揚げ物や、菓子パン、お菓子、お弁当など、スーパーの袋で多い時は六袋くらい慌ただしく買い込んだ。
店から出た途端に買い物袋を抱えている自分が悲しくて仕方がなくなり、泣きながら家に帰ることもあった。
帰宅すると、すぐに過食が始まる。
着替えはおろか、コートを脱ぐことすらできない。
食べ物をスーパーの袋から一つずつ取り出す時間も惜しいので、汚れてもよいように新聞紙を床に広げ、買ってきたものを新聞紙いっぱい乱暴に広げて食べ始める。
一口食べるごとに、傍らに用意してあるスーパーの袋に液状になる寸前の食べ物を吐き出してゆく。"


本当に異常なのですが、どこかしら共感できる人もいるのでは。僕はここまでじゃないですが気持ちはわかります。
それでこの女性は10年以上まともな食事をせず1人でチューイングをして過ごすのですが、10年以上ぶりにどうしても人前で食事をしなければならない場に遭遇してしまったときがまた衝撃なのです。
なぜならこの女性は「普通の食事の仕方」をすっかり忘れてしまってどうすれば良いかわからなくなってしまっているのですよね。
どのくらいの量を一度につかんだら良いのか、食器はどのように持つのが自然なのか、箸の持ち方は正しいのかなど。

で、著者は結論として摂食障害とは簡単に言うと「食を通じて他者とかかわりを生み出し維持する力が失われた状態」と定義づけます。
食べることの本質とは人と人との具体的なつながりの中に存在するというのです。
最近の僕はと言えば、カロリーばかり気にして、食事もコンビニで買ったものを自転車に乗りながら食べる、みたいな食生活をしているので、自分の食習慣を見直さなければと少し焦りましたね。
SNSダイエットとか言ってる場合では無い。



■言ってはいけない 残酷すぎる真実
著者:橘玲
ジャンル:ノンフィクション、新書



『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』などで有名な橘玲の本。
"努力は遺伝に勝てないのか"
"犯罪者になる子ども、実業家になる子ども"
"美人とブスの生涯年収の差"
など、事実ではあってもちょっと堂々とは語りづらいテーマに遺伝学や脳科学の統計データからずばずばと切り込みます。
まぁよくある話でどこかで聞いた内容も多いですが、さらっと読めて楽しめます。



■悩みどころと逃げどころ
著者:ちきりん、梅原大吾
ジャンル:対談、新書



社会派ブロガーのちきりんとプロゲーマーのウメハラの対談本。
一流大学→証券会社→MBA→外資コンサルと所謂エリート街道を突っ走った後ブロガーになったちきりんと、学校的な枠組みからは落ちこぼれたけれど世界的なゲーマーになったウメハラと、いう対極とも言える二人の対談。
学歴には意味があるのかとか、学校教育に関する問題点とか、イイ人生ってなんだとか、を違う角度から考えられます。
個人的に刺さったのは、ボクシングのようなマイナースポーツでプロになることを目指しているような人のことを「解けない呪い」にかかっていると表現しているところ。
仮に日本チャンピオンになるくらいのレベルになっても食べていくのは難しいし、かといって心底ボクシングが好きなので途中で止めてしまったら"あのままボクシングに打ち込んでいたらどうなっていたんだろう"という未練を一生引きずることになる。
これ、僕のクライミングと全く一緒じゃん、、、。と思ってしまった。笑



■アルパインクライミング考
著者:横山勝丘
ジャンル:スポーツ、自伝



アルパイン界で第一線をいくジャンボことパタゴニアクライマーの横山さんのクライミングに関する考えが書かれた本。
最近は『アローンオンザウォール』や『外道クライマー』など素晴らしいクライマー本が立て続けに出て話題になりましたが、僕はこの『アルパインクライミング考』も興味深く読めました。
アルパインには、技術、体力、判断力、精神力、経験など全てが高次元で求められ、"アルパインは戦争である"という言葉を納得させてくれる内容。
同じクライミングとはいえ、ボルダリングやリードクライミングなどのフリークライミングとアルパインでは全く違うものだと改めて実感。
どちらが優れているとかではないものの、やはりアルパインのスケールの大きさなどにはどこか憧れてしまいます。

個人的にとても面白かったのが横山さんと佐藤裕介さんが2015年5月に実践した「瑞牆山~小川山ボルダリングサーキット」というトレーニング。
アルパインのトレーニングとしてボルダリングをするというものなのですが、内容が凄まじいです。
まず瑞牆で25本のボルダーを登り、徒歩で小川山まで移動し(その間に無名のボルダーも3本登っている)、そこから小川山で更に25本ボルダーを登るというのを1日でこなすというもの。
もちろん食料を含めて必要な道具は全て自分たちで運びます。
マックス1級らいのグレードまでのボルダーが対象ですが、1日に53本登ってしかも歩いて移動とは超一流のアルパインクライマーの体力は底なしですね。
最後にスパイヤーの4級にドハマりするところなど共感できます。
今度誰かこれやりましょうか!



■BLUE GIANT
著者:石塚真一
ジャンル:音楽、漫画



最後は漫画です。
『岳』の石塚真一によるジャズ漫画。
数話で物語が小さく完結する『岳』に近い形式でさらっと読めますが、最近読んだ中では最も心揺さぶられた漫画です。
自分が今スポーツに熱中しているというのもあるのですが、主人公の大が世界一のジャズプレイヤーを目指しサックスに心底熱中する姿が共感できます。
それと毎日毎日長時間練習する風景がきちっとかかれているところも感情移入してしまいますね。
多少天才型の主人公という設定ではあるものの、その陰には膨大な努力があるのです。
絵もそこまで上手いというわけじゃないのですが、サックスを吹いている勢いが伝わってきてgood。

blue.png

アツくなりたい人は是非。



とまぁこんな感じですね!
ではでは。
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漫画家は何歳?-漫画家の作品発表時の年齢-

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たまにはクライミングと関係の無い内容も書いていこうと思います。
というわけで、漫画に関するお話。

さて、ハンターハンターがいよいよ再開します。
ということは僕らも始動しなければならないのですが、とりあえず手始めに『レベルE』から読み直そうというわけで、ふと先日久々に本棚から『レベルE』1巻を取ってみたのです。
すると、表紙裏に個人的には結構驚きの以下の作者コメントがありました。
"がっかりである。今年で、もう30歳だ。
10代の時、どうしても30代の自分なんて想像できなかったが、今は鏡の前に立てば、いやでも汚いオッサンが目に入る。
唯一の救いは、精神年齢が変わらない事だ。
暇を持て余したりする事は全くない。
中学生の頃と同じく、やりたい事や欲しいものが腐る程ある。
そのほとんどが夢想の産物であるために達成不可能だが、死ぬ寸前までこんな自分でいたいものだ。"

後半部分とか普通に良いこと言っているのですが、注目すべきは冒頭。
なんと『レベルE』連載開始時には冨樫義博は20代だったのです。
あの世界観を20代で描いていたのか。
しかも、『レベルE』が29歳ということは『幽遊白書』連載時は20代中盤ということか、、、。

現在29歳と、20代最後の年を過ごしている身としては結構キツイですねこの事実は。
まぁ年齢が全てではないけれど、人間には寿命と言うかなり正確なデッドラインがある以上、年齢というものは人生を語る上で決して無視できないファクターなわけです。

と、言うわけで何となく気になったので、他の漫画家についても「何歳の時に何を連載していたか」を調べてみました!

出所がほぼwikipediaなのと、もしかしたら年齢が±1歳程度ずれているかもしれないので、まぁざっくりと把握してください。
漫画家は「僕が好き」かつ「超有名」な人を選び、作品は有名どころを載せてみました。

漫画家年齢 v01

こうしてみると、みんなめちゃめちゃ若くから活躍していますね。
まぁ若い時に結果が出なければOutしている世界なので当たり前なのかもしれませんが。

30歳時点を見てみると、
手塚治虫はライフワークとなる『火の鳥』に着手し始めているし、
大友克洋は『AKIRA』で漫画界に激震を与えているし、
鳥山明は世界一で一番有名なアニメと言っても良い『ドラゴンボール』を描き始めているし、
荒木飛呂彦は既にスタンドを生み出しているし、
井上雄彦はなんと『スラムダンク』の連載を終えている。
藤子・F・不二雄は当時はまだ藤子不二雄Aと二人で藤子不二雄名義なので空白になっていますが。

さて、一方の僕は、20代最後の年どうすごしましょうかね。
と言いつつ答えは変わらないんですよね。

そう、ひたすらに、壁と岩を登るだけなのです。

ちなみに、以前にも同じようなまとめをしているので興味ある方は是非。
創業者は何歳?-主要IT企業創業者の創業時年齢-
創業者は何歳?2-創業者の創業時年齢~IT企業以外ver.~-
科学者は何歳?-科学者の偉業達成時の年齢-

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