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2016年03月|mickipedia

クライマーのための、岩質ごとの特徴まとめ~前編:岩石の分類~

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クライミング界隈は岩シーズン真っ只中。
御岳や笠間などの標高が低いエリアは既に日中は暑くなり、小川山等の積雪エリアも雪解けが訪れ始めています。

さて、そんな中今回の記事は「岩質ごとの特徴」について。
よく岩に慣れたクライマーが
"花崗岩(かこうがん)のフリクションは最高だね"、とか
"チャートはツルツルして滑るね"、とか
話していると思いますが、正直僕も外に岩登りに通い始めた頃は、岩質の名称とその実態が上手く結びつかなかったです。

ですのでこの記事では、それぞれの岩質の特徴などを僕の経験や本・Web等の文献からまとめてみたいと思います。
ま、半分は自分の頭の整理や知らないことをこの機会に調べてみようって感じですね。
分量が多くなりそうなので、2回に分けて書きますね。

それと、僕は一応理系出身ですが、地質に関してはド素人なので間違った内容があれば是非指摘してもらえると嬉しいです。



目次
■岩石の大まかな分類
■岩石のちょっと細かい分類
 ・火山岩と深成岩の分類
 ・砕屑性堆積岩の分類
 ・化学的堆積岩の分類
■次回予告
■参考文献



■岩石の大まかな分類
まず、そもそも岩石にはどのようなものがあるのか全体像を捉えてみようと思います。
ざっくりまとめたのが以下の図です。

160328_岩石分類


簡単に補足説明すると、
まず岩石はそのでき方の違いから、大きく以下の3種類に分類されます。

・火成岩:マグマが冷えて固まったもの
・堆積岩:岩石由来の粒子や、生物の死骸や、水中の化学物質などが積み重なったもの
・変成岩:既存の岩石が強い熱や圧力で変成したもの


クライマー視点から言うと変成岩の岩場は僕はそれほど知らないので、いったん変成岩は置いておきます。
(黒本には三峰が「泥質弱変成岩」と書いてあるので、おそらく変成岩の岩は周りにあるのだろうけど、僕の知識不足もありよくわからない)

で、もう一段細かくわけると
火成岩はマグマの冷える期間で以下の2つに分類されます
・火山岩:マグマが急激に冷えたもの(数年以内とかのオーダーだと思います)
・深成岩:マグマがゆっくり冷えたもの(何十万年以上とかのオーダーだと思います)


堆積岩は堆積物が何かで大きくは以下の2つに分類されます
・砕屑(サイセツ)性堆積岩:岩石が風化などしてできた粒子や、火山灰が堆積した
・化学的堆積岩:生物の死骸や、水中の化学物質の沈殿等で堆積した



■岩石のちょっと細かい話
必要かわからないですが、一応もう少し細かい分類まで突っ込んでおきましょう。

<火山岩と深成岩の分類>
火山岩と深成岩は二酸化ケイ素(以下、SiO2)の重量含有率で以下の様に分かれます。

火山岩
・玄武岩:SiO2 52%以下
・安山岩:SiO2 52~66%
・流紋岩:SiO2 66%以上


深成岩
・斑れい岩:SiO2 52%以下
・閃緑岩:SiO2 52~66%
・花崗岩:SiO2 66%以上


ちなみに、上記からわかるように岩石のほとんどがSiO2からできています。
それもそのはずで、地表付近の元素のほぼ半分をO(酸素原子)が占め、残りの半分の内の半分をSi(ケイ素)が占めているのです。
(参考:Wikipedia クラーク数
なので当然この2原子からなる安定物質のSiO2はめちゃくちゃありふれた物質となるわけですね。

それと、このSiO2は真っ白な物質です。

200px-QuartzUSGOV.jpg
(Wikipedia 二酸化ケイ素 より引用)

ですので、SiO2の含有量が多くなればなるほど、岩石は白く見えます。
たしかに、小川山や瑞牆などでもわかるように花崗岩エリアでは岩は基本的には白っぽいですよね!
玄武岩もその名の通り黒いので、経験に合致するかと。

余談ですが、おそらく学習塾などでこの火山岩と深成岩の色の濃さ順を覚えるために、以下の語呂合わせを覚えた人も多いでしょう。
「新幹線はかりあげ」 しん(深成岩)か(花崗岩)んせん(閃緑岩)は(斑れい岩)か(火山岩)り(流紋岩)あ(安山岩)げ(玄武岩)
「りかちゃん焦ってゲロ吐いた」 り(流紋岩)か(花崗岩)ちゃんあ(安山岩)せ(閃緑岩)ってげ(玄武岩)ろは(斑れい岩)いた

もはやそのインパクトに溢れる語呂合わせだけが頭に残り、意味を忘れ去っている人が大半だと思いますが。
この連載2回を通して、俺はこのクソみたいな語呂合わせに終止符を打つ!笑


<砕屑性堆積岩の分類>
砕屑性堆積岩は、堆積物によって更に以下の2つに分かれます
・砕屑岩:岩石から風化・侵食によって生じた粒子によって構成
・火山性砕屑岩:火山灰によって構成


砕屑岩も火山性砕屑岩も更に粒子の大きさによって、「礫岩、砂岩、泥岩」「火山角礫岩、凝灰岩」等に分かれていきます。


<化学的堆積岩の分類>
化学的堆積岩も堆積物及び堆積の仕方によって大きく以下の3つに分かれます
・生物岩:生物の死骸等が堆積したもの
・化学岩:海水・湖水などに溶けていた物質が沈殿して堆積したもの
・蒸発岩:湖が干上がった際に水中に溶けていた物質が析出し堆積したもの

こちらもそれぞれ、どのような物質からなるかでさらに細かく分類されていきます。



■次回予告
なんだか要らないところまで細かく書いてしましましたので、岩石種類ごとのお話は次回にします!
安山岩、花崗岩、砂岩、凝灰岩、石灰岩、チャートなどを個別に少しクライマー視点から特徴を見てみようと思います。



■参考文献
ちなみに参考文献は主にWebのページなど(Wikipedia大先生大活躍)ですが、1冊だけクライミングの地質が詳しく書かれた以下の英語の本を購入して必要な箇所は読みました。
月山で2時間もたない男とはつきあうな!「クライマーのための地質学」で紹介されていた)

『Flakes, Jugs, and Splitters: A Rock Climber's Guide to Geology (How To Climb Series) 』


まだ全て読めていないですが、後編も含めてこのブログで書いているような基本的な地質学の内容から始まり、世界中の岩場がどのように形成されたかのようなことまで突っ込んでいて非常に面白いです。
より深く興味のある方におすすめ!

ではでは、後編なるはやで書きます。たぶん。

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