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登ることから逃げない|mickipedia

登ることから逃げない

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少し前のフィジカルトレーニングを紹介した記事で、筋トレ的なことを紹介しているにも関わらず「とは言え、登ることから逃げないことが大切」みたいなことを書いたので、それに関して適当に書き散らす、そんな戯言シリーズ。



クライミングジムに初めて来た人の76%が口にする言葉がある(mickipedia調べより)

「握力が足りないです。筋トレしてからまた出直します!」

このセリフに対して返し方は色々あると思うが、よくあるものとしては

「クライミングでは握力は関係ないです。身体の動かし方が大事なんですよ!」
「握力が必要かはわかりませんが、たしかに指の力は大切ですね。でも初めの内はたくさん登ってクライミングの動きに慣れた方が良いですよ!」
「xx級以上はパワーも必要ですが、○○級くらいまでは必要ないですよ!たくさん登りましょう!」


などだろうか。

対して、サッカーを初めてやった人が
「足の筋肉が足りないです。スクワットしてから出直します!」
とはおそらくほとんど言わないだろう。
サッカーが初めての人であっても、筋肉以上にボールの蹴り方とかポジションの取り方とかがわかっていないから自分は下手くそなのだと直感的にわかるスポーツなのだ。
しかし、クライミングというものは不思議なもので、こと初心者からは(指も含めた)筋肉がものをいうスポーツだと思われがちなのである。


昔話に入る。
おそらく3,4年前くらい前のまだ外の岩でも二段とかも登れず、コンペでもミドルクラスで決勝も行けていないようなそれくらいのクライミングレベルの時、僕はこんなことを思っていた。

「自分はクライミングの技術・テクニック的な面はかなり成熟している。
岩場で高難度を登るようなクライマーやオープンクラスに出ているようなクライマーと自分との違いは、主に保持力やパワーだ。」

今思い返すと、顔から火が出る話である。
冒頭に挙げた初心者と思考回路が何ら変わらない。
もちろんトップクラスレベルのクライマーから見て当時の自分の(というか今でも)保持力やパワーが劣っているのは事実だ。
しかし、そんなことを差し置いても当時の自分は「クライミングそれ自体が下手」だったから弱かったのだ。

このように冷静に昔の自分を振り返れば、クライミング自体の未熟さ故にあの頃は壁にぶち当たっていたのだと理解はできる。
だが、自分の現状を見つめるとなぜか「保持力」「パワー」が足りないという結論になりがちで、ともすると「筋トレ中毒者」になる。
何度も言うが「保持力」や「パワー」はもちろんクライミングにおいて必要不可欠な要素だ。
しかし自分の最も弱い環を見つめた時に、本当にそこなのかという視点でみるとやはりもっと基礎的なムーブの洗練が足りていないことが多いように思う。

ロッキーのトシさんのブログに素晴らしい言葉が載っている。

筋肉、体幹、柔軟性は負荷を分散させる道具であり、強くなる限界を押し上げる要素。
決してこいつらがクライミング強くしてくれるわけじゃない。
クライミングはクライミングでしか強くならい。しかもそのクライミングってヤツはハンパなく奥が深い。
自らのボルダリングの限界を押し上げるには、限界近くのムーブを種類、数ともにできるだけ多くこなさなければならない。
つまり限界近くでクライミングの奥深さと紳士に向き合わなければならない。絶対にクライミングを理解したなんて思ってはいけない。その時点で進化は終わり。



本当にその通りだと思う。


当たり前だけど、クライミングは懸垂大会ではないし、キャンパシング大会ではないし、悪いホールドにぶら下がれますか大会でもない。
目の前にある課題を、(コンペならば少ないアテンプトで)身体全身の力を使って登り切る競技だ。
保持力やパワーはあくまで、その補助的な要素に過ぎない。
クライミングは今の自分が思っているほど単純な競技じゃない。
めちゃくちゃ複雑な身体の動かし方が求められる競技だ。
もっと登りを洗練させろ。
ムーブの改善を意識しろ。
自分と強い人の登りが何が違うか考えろ。
アテンプトにこだわれ。
できない課題にこだわれ。
筋トレは逃げだ。
保持力が足りないんじゃない、下手くそなだけだ。
課題の中で気がおかしくなるまでホールドを握れ。
絶対に落とすという強い意志を持って課題に取り組め。

登ることから逃げるな。

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SNSダイエットは本当に成功するのかPageTop楽しい瑞牆日記2016年4月

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