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2016年上半期に読んで面白かった本|mickipedia

2016年上半期に読んで面白かった本

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たまには普通の日記みたいなものを書いてみようかと。
というわけで最近読んだ本の中で面白かったものをいくつか紹介してみます。



面白かった本一覧
■シークレット・レース ツール・ド・フランスの知られざる内幕
■なぜふつうに食べられないのか: 拒食と過食の文化人類学
■言ってはいけない 残酷すぎる真実
■悩みどころと逃げどころ
■アルパインクライミング考
■BLUE GIANT



■シークレット・レース ツール・ド・フランスの知られざる内幕
著者:タイラー・ハミルトン、ダニエル・コイル
ジャンル:スポーツ、ノンフィクション



2013年の本なので少し古いですが、上半期のベスト。
元自転車競技のプロでオリンピック金メダリストのハミルトンが、自転車レース界にはびこるドーピングの実態を暴いた一冊。
ハミルトン曰く、自転車レースの上位選手はほぼ例外なくドーピングを日常的に行っていて、ツール・ド・フランスを7連覇した自転車レース界の偉人であるランス・アームストロングもその例外ではないと告発しています。
選手たちが使用しているのはEPO(エリスロポエチン)などのホルモン剤で、一般にEPOを投与するとピークのパワー出力が12~15%向上し、持久力が80%も向上すると言われています。
そのため、もはやドーピング無しではレースで勝つことが難しくなっていて、選手達は「ドーピングするか、自転車レース界から去るか」の選択をせざるを得ない状況になっていると明らかにします。
ドーピング剤の取引で使用している暗号や、ドーピング剤の日常的な保管の仕方、検査官からどう逃れるか、などのリアルな描写に引き込まれます。
もちろんドーピングは反スポーツマンシップなことですが、ドーピングが蔓延している環境下で過酷なトレーニングや減量に耐えながら、結果を出すためにドーピングに手を出し止められない選手の心理状況は痛いほど理解できます。
僕は自転車レースに関してド素人でしたが飽きずに最後まで読めました。



■なぜふつうに食べられないのか: 拒食と過食の文化人類学
著者:磯野真穂
ジャンル:人文・思想、インタビュー



6名の摂食障害の女性へのインタビューから、摂食障害とは一体何なのかを著者なりに考察した本。
とにかくインタビューの内容が痛々しくて刺さります。
万人に薦める本では無いですが、ダイエットや減量の経験者なら思わず引き込まれる内容。
例えば「チューイング」という、食べ物を飲みこまずに吐き出す摂食障害になってしまった女性の話を少し要約して引用するとこんな感じ

"退社時間の一時間くらい前になると、長田は「今晩はあれを買って、これを買って」と、今晩の過食についてあれこれと考えをめぐらし始め、落ち着きがなくなっていた。
帰宅途中のスーパーに入ると、揚げ物や、菓子パン、お菓子、お弁当など、スーパーの袋で多い時は六袋くらい慌ただしく買い込んだ。
店から出た途端に買い物袋を抱えている自分が悲しくて仕方がなくなり、泣きながら家に帰ることもあった。
帰宅すると、すぐに過食が始まる。
着替えはおろか、コートを脱ぐことすらできない。
食べ物をスーパーの袋から一つずつ取り出す時間も惜しいので、汚れてもよいように新聞紙を床に広げ、買ってきたものを新聞紙いっぱい乱暴に広げて食べ始める。
一口食べるごとに、傍らに用意してあるスーパーの袋に液状になる寸前の食べ物を吐き出してゆく。"


本当に異常なのですが、どこかしら共感できる人もいるのでは。僕はここまでじゃないですが気持ちはわかります。
それでこの女性は10年以上まともな食事をせず1人でチューイングをして過ごすのですが、10年以上ぶりにどうしても人前で食事をしなければならない場に遭遇してしまったときがまた衝撃なのです。
なぜならこの女性は「普通の食事の仕方」をすっかり忘れてしまってどうすれば良いかわからなくなってしまっているのですよね。
どのくらいの量を一度につかんだら良いのか、食器はどのように持つのが自然なのか、箸の持ち方は正しいのかなど。

で、著者は結論として摂食障害とは簡単に言うと「食を通じて他者とかかわりを生み出し維持する力が失われた状態」と定義づけます。
食べることの本質とは人と人との具体的なつながりの中に存在するというのです。
最近の僕はと言えば、カロリーばかり気にして、食事もコンビニで買ったものを自転車に乗りながら食べる、みたいな食生活をしているので、自分の食習慣を見直さなければと少し焦りましたね。
SNSダイエットとか言ってる場合では無い。



■言ってはいけない 残酷すぎる真実
著者:橘玲
ジャンル:ノンフィクション、新書



『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』などで有名な橘玲の本。
"努力は遺伝に勝てないのか"
"犯罪者になる子ども、実業家になる子ども"
"美人とブスの生涯年収の差"
など、事実ではあってもちょっと堂々とは語りづらいテーマに遺伝学や脳科学の統計データからずばずばと切り込みます。
まぁよくある話でどこかで聞いた内容も多いですが、さらっと読めて楽しめます。



■悩みどころと逃げどころ
著者:ちきりん、梅原大吾
ジャンル:対談、新書



社会派ブロガーのちきりんとプロゲーマーのウメハラの対談本。
一流大学→証券会社→MBA→外資コンサルと所謂エリート街道を突っ走った後ブロガーになったちきりんと、学校的な枠組みからは落ちこぼれたけれど世界的なゲーマーになったウメハラと、いう対極とも言える二人の対談。
学歴には意味があるのかとか、学校教育に関する問題点とか、イイ人生ってなんだとか、を違う角度から考えられます。
個人的に刺さったのは、ボクシングのようなマイナースポーツでプロになることを目指しているような人のことを「解けない呪い」にかかっていると表現しているところ。
仮に日本チャンピオンになるくらいのレベルになっても食べていくのは難しいし、かといって心底ボクシングが好きなので途中で止めてしまったら"あのままボクシングに打ち込んでいたらどうなっていたんだろう"という未練を一生引きずることになる。
これ、僕のクライミングと全く一緒じゃん、、、。と思ってしまった。笑



■アルパインクライミング考
著者:横山勝丘
ジャンル:スポーツ、自伝



アルパイン界で第一線をいくジャンボことパタゴニアクライマーの横山さんのクライミングに関する考えが書かれた本。
最近は『アローンオンザウォール』や『外道クライマー』など素晴らしいクライマー本が立て続けに出て話題になりましたが、僕はこの『アルパインクライミング考』も興味深く読めました。
アルパインには、技術、体力、判断力、精神力、経験など全てが高次元で求められ、"アルパインは戦争である"という言葉を納得させてくれる内容。
同じクライミングとはいえ、ボルダリングやリードクライミングなどのフリークライミングとアルパインでは全く違うものだと改めて実感。
どちらが優れているとかではないものの、やはりアルパインのスケールの大きさなどにはどこか憧れてしまいます。

個人的にとても面白かったのが横山さんと佐藤裕介さんが2015年5月に実践した「瑞牆山~小川山ボルダリングサーキット」というトレーニング。
アルパインのトレーニングとしてボルダリングをするというものなのですが、内容が凄まじいです。
まず瑞牆で25本のボルダーを登り、徒歩で小川山まで移動し(その間に無名のボルダーも3本登っている)、そこから小川山で更に25本ボルダーを登るというのを1日でこなすというもの。
もちろん食料を含めて必要な道具は全て自分たちで運びます。
マックス1級らいのグレードまでのボルダーが対象ですが、1日に53本登ってしかも歩いて移動とは超一流のアルパインクライマーの体力は底なしですね。
最後にスパイヤーの4級にドハマりするところなど共感できます。
今度誰かこれやりましょうか!



■BLUE GIANT
著者:石塚真一
ジャンル:音楽、漫画



最後は漫画です。
『岳』の石塚真一によるジャズ漫画。
数話で物語が小さく完結する『岳』に近い形式でさらっと読めますが、最近読んだ中では最も心揺さぶられた漫画です。
自分が今スポーツに熱中しているというのもあるのですが、主人公の大が世界一のジャズプレイヤーを目指しサックスに心底熱中する姿が共感できます。
それと毎日毎日長時間練習する風景がきちっとかかれているところも感情移入してしまいますね。
多少天才型の主人公という設定ではあるものの、その陰には膨大な努力があるのです。
絵もそこまで上手いというわけじゃないのですが、サックスを吹いている勢いが伝わってきてgood。

blue.png

アツくなりたい人は是非。



とまぁこんな感じですね!
ではでは。
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