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ボルダリングコンペのカテゴリー問題の補足|mickipedia

ボルダリングコンペのカテゴリー問題の補足

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前回の「ボルダリングのカテゴリー問題を考える」はSNS上で多くの方から色々な反響をもらえて有意義なものとなりました。
で、そこで出ていたいくつかの意見に対して簡単に僕の考えを補足しておこうと思います。



1つ目のテーマは
■最近のコンペでカテゴリー分けが上手くできているのは、船橋ロッキーのBeast Bouldering Series(以下Beast)である
という意見。

このBeastは毎月船橋ロッキーで開催されているベルトコンベア式のコンペです。
僕も何度も参加させていただいておりますが、確かに適正グレードを大幅に逸脱しているという問題は多くは生じていないように見えます。(もちろんたまにはあるようですが)
これが何故なのか考えてみると、以下の3つの理由が挙げれれます

・カテゴリーの数が多い
・カテゴリーごとに出される課題のグレードが明示されている
・コンペが頻繁に開催されているため、選手がそれぞれの適正カテゴリーに収斂されていく

まず、Beastは全部で6カテゴリーで開催されていますが、これを超えるカテゴリー数は他では見たことがないです。
ベルコンでかつ参加人数をある程度絞っているからこそできることですが、当然カテゴリー数が増えれば各選手は適正カテゴリーで参加しやすくなります

また、2つ目の理由であげたことですが、カテゴリーそれぞれに対して「ロッキーのこれくらいのグレードの課題が出ますよ」ということが明示されています。
するとロッキーに遊びに行ったことがある人は、
「4分間でこれくらいのグレードなら何とか頑張れそうだ」とか
「これは流石に自分には簡単すぎるカテゴリーだから、上で出てみよう」とかなるわけです。
もちろんこれも草コンペだからこそ成せる業なのですが、ロッキーグレードを体感している人にとっては非常にわかりやすいわけです。

そして、何より大切なのがほぼ毎月のようにコンペが開催されているということです。
参加選手は何度か出場することで自分の適正カテゴリーが肌感覚として掴めてくるので、徐々に自分に最もあったカテゴリーに参加するようになります。
もちろん、初めての参加の人などが事故ることはあるのですが、何度か参加している人が適正カテゴリーに出ていれば「誰々さんがこのカテゴリーだから自分はここくらいかな」とある程度正確な判断基準になります。
僕が常々思うのは、選手も別に賞品や名声目当てだけで実力より下のクラスに出ているわけでなく、本当にどのクラスが適正なのか困惑しているのではないか、ということです。
コンペに出るような選手はそこまで悪ではないはずなのです。

(まぁ4つ目の理由として「ロッキークライマーは意識が高い人が多い。そしてずるがしこい奴やロッキー精神がわかっていない奴がカテゴリーをごまかそうとすると意識の高いロッキークライマーから注意される。そうすることでずるがしこい奴も意識が高くなっていく、という素晴らしい自浄作用が働いているから」というのがあり、これが本質な気もしますが一旦置いておきましょう。笑)



2つ目のテーマは
■グレード毎にポイントの違う課題が用意されているなどして、参加者全員がどの課題でもトライできるようにすれば問題は解決されるのではないか
という意見。

たしかに、このやり方は公平かもしれません。
クエールのコンペや、プロジェクトのコンペなど、多くの草コンペでも採用されている方式です。
しかし公式コンペやそれに準ずる格調のある(?)草コンペではこの方式はほとんど採用されることはありませんし、僕個人としてもあまり適切なやり方ではないと感じています。

その理由的なものが知る人ぞ知る正統派ブログ、バトルロッククライミングで触れられていてものすごい同意してしまいました。
簡単にまとめる&僕の意見も付けたすと

・ポイント制のコンペは往々にしてポイントの適切な傾斜配分が困難
・故に、困難なグレードの課題にチャレンジするより簡単なグレードで荒稼ぎした方が順位が上がることがよくある
・結果として簡単な課題をたくさん登った人が決勝に行き、困難な少ない本数の課題を登った人が予選に落ちるなどの事態が発生し、どちらの参加者も微妙な気持ちになることがある

という感じでしょうかね。

(話はそれますが、ここの部分にもめちゃくそ同意してしまった)

「俺は順位とかどうでもいいし、コンペ中ずっと難しいの打ち込もう」って人がたまにいますけど、困難なものに挑戦する姿勢は素晴らしいと思うんですけど、むしろそれがクライミングの本質な気もしますが、コンペとしては勝負を放棄してるみたいであまり好きではないです。



ようは選手が登ること以外の戦略的な面にまで配慮しないといけないことが、クライミングの本質から逸れているのが気持ち良くないんですね。
もちろん
・適切な配点
・上位○本の課題だけ得点換算
とかすれば、そのあたりは解決されるのかもしれませんが、現状としてこのやり方のコンペではツワモノクライマーが下に沈んでいる風景をよく目の当たりにします。
あとは、この方式は平等にするには全員で同じ時間帯にセッションしないといけないというデメリットもありますね。



3つ目は
■海外の草コンペではカテゴリーなどはどうなっているの?
という意見。

まじで15分くらいでネットサーフィンしてざっと調べただけなので見逃し大いにあるとは思いますが、海外でも草コンペのカテゴリー分けは厳密ではないものが多そうです。

参考
Tristate Bouldering Series
GoPro Mountain Games
Vulcan Cup Bouldering Competition
Dynomite Bouldering Competition
Rock-It Power Bouldering Competition

どこのコンペを見ても、カテゴリーは
・Novice:V0-2
・Intermediate:V3-5
・Advanced:V6-8
・Masters:40+
のように(おそらく)出される課題のグレードで3クラスくらいに分けて、で40歳以上の人とかユースは別枠、みたいな形式が多いように思われます。
結局のところ、「どこの何のグレードなのか」は詳細に書いてはいないので、日本と同じく厳密には書かれていないですね。
ランキングもTNFCやBLoCのように順位でポイント与える程度の簡易的なものしかなく、レーティングと呼べるものまでは発見できませんでした。
これによってカテゴリー問題が日本と同じように叫ばれているかどうかまではちょっと調べ切れなかったっすね。



てな感じで補足を終わります。
簡単に補足するつもりがまたくっそ長くなってしまった、、、。

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