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TNFC2014の昇格・降格制度を考える~Div間にそびえる大きな壁~|mickipedia

TNFC2014の昇格・降格制度を考える~Div間にそびえる大きな壁~

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今年もついにボルダリング界で最大規模の草コンペThe North Face Cup(以下TNFCと表記)が始まりました。
TNFCはDiv(出場クラス)間の昇格制度のある画期的なコンペですが、今年からはそれに加えて成績に応じてDivが下がってしまう降格制度も導入されました。
個人的には降格制度は非常に面白い取り組みであり、ボルダリングがスポーツとして一歩洗練されるきっかけになるのではないかと思っています。
しかし一方で、適切な昇格・降格制度を導入することは非常に難しいと思っています。
この記事ではTNFC2014BaceCamp予選の結果を基に、TNFC2014の昇格・降格制度が適切なのか、どうすればより良くなるのかを少し考えたいと思います。



目次
■現状ルール
■妥当性の検証方法
■降格対象者・昇格候補者の比較
■考察
■代替案
■終わりに



■現状ルール
詳しいルールはoneboulderingで見ることができます。
TNFCはまず各地で予選会を行い成績上位者が本戦予選に出場できます。
更に本戦予選の成績上位者が準決勝、決勝と駒を進めることができます。
(予選会→本戦予選→準決勝→決勝)

現状発表されているルールでは、予選会の成績上位20%強の参加者が本戦予選に出場でき、準決勝まで進んだ参加者は来年から昇格することになっています。
ただし現在のところはまだ準決勝に進出できる参加者の割合は公表されておりません。

また、予選会の成績下位20%の参加者が来年から降格することになっています。



■昇格・降格制度の妥当性の検証方法
昇格に関してはまだ具体的な割合が公表されていないため一旦この記事では妥当性の検証はそれほど言及しないこととします。
降格制度に関しては以下の方法で妥当性を検証したいと思います。
・Div間で共通の課題に関して、上のDivの降格対象者と下のDivの本戦出場者(この中の一部が昇格)の成績を比較する
・上のDivの降格対象者は下のDivの本戦出場者と比べて本当に成績が劣るのかどうかを検証する


ただし、この検証方法は若干微妙なところがあります。
なぜなら全ての課題が共通しているわけではなく、参加者は共通課題以外にもトライをしているからです。
特に下のDivの出場者は上のDivとの共通課題は難易度から考えて後回しにする可能性が高いため、一概に共通課題で成績を比較して良いのかという疑問は残ります。

ま、いつもの如く半分お遊びの検証なので多めに見て下さい。



■降格対象者・本戦出場者の比較
まず比較結果を載せます。
詳細リザルトはoneboulderingに載っています。

Div1・2

Div2・3

Div3・4



■考察
まずDiv1・2の比較ですが、Div1からの降格対象者はDiv2の本戦出場者を圧倒的に上回るパフォーマンスを見せていることがわかります。
Div1からの降格対象者は共通5課題の内4課題を完登していますが、Div2の1位通過者でも2課題しか完登をしていません。
まさにDiv1は棲む世界が違います
もちろんDiv2の出場者は難易度の高いDiv1との共通課題ではなく、より難易度の低いDiv3との共通課題から着手した可能性が高いため一概にこの成績で比較することが妥当かどうかはわかりません。
ただこの成績を見る限りDiv1の降格対象者が来年度Div2で出場した場合少なくとも本戦出場、(まだ進出者の割合は不明ですが)準決勝進出をして再びDiv1へ昇格する可能性はかなり高いのではないでしょうか。

Div2・3間、Div3・4間は同様の傾向ですが、下のDivの本戦出場者の上位は上のDivからの降格対象者の成績を大きく上回っています
この層は昇格しても上のDivで十分戦える実力があると思われますので、昇格させるべきと考えます。
一方で、上のDivからの降格対象者成績は下のDivの本戦出場者の中位程度はあることが見て取れます
すなわち、上のDivのからの降格対象者が来年下のDivで出場しても、本戦出場するだけの成績は収めるのではないかということが予想されます

いずれにしろ降格対象者の割合が多すぎるのではないかと考えられるのではないでしょうか。



■代替案
ではどのような昇格・降格制度なら良いのでしょうか。

1つのやり方としては、今回の記事で比較した様に「共通課題の成績をDiv間で比較し、著しく成績が低い人を降格させる」というものがあるとは思います。
ただしそうすると、降格しないために下のDivの共通課題から必ず取り付くなどのバイアスがかかってしまうため、コンペという観点から見ると微妙な制度な気がします。

他には「成績上位者の昇格は強制的に行う。成績下位者が降格するかどうかは本人が選択できる」というのも良いかもしれません。
実際に現状はDiv3やDiv4は参加者が非常に多い状態ですが、Div1やDiv2は参加者が少ない予選会も多いため降格させる必要性は無いような気もします。



■終わりに
と、まぁ好き放題書いてしまいましたが、昇格・降格制度は難しいですね。
他の大会に先駆けて導入してみたonebouldering・TNFCの運営の方々は素晴らしいです。
画期的な制度をまず先に実行することは勇気がいることです。
色々試行錯誤を重ねて皆が納得できる制度になればと思います。

今週末も大阪で予選会がありますね。
クライマーの皆さん、運営の方々、ガンバです!

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2013年末豊田ツアーの雑感とクライミングに思うことPageTop「忘却の河」完登 2013年9月小川山日記

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