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クライミング市場動向2~競技人口の推定~|mickipedia

クライミング市場動向2~競技人口の推定~

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こんにちは。
前回のジム店舗数に続き市場動向第二弾。
今回はクライミングの競技人口を推定してみようと思います。

注: 本記事には実際のジム名が多く登場しますが、web検索でたまたま引っかかったジムの数値を使わせていただいているだけであり、深い意図はありません



目次
■競技人口の定義
■推定に対するスタンス
■前提
■推定
■終わりに



■競技人口の定義
推定をするにあたって、まず「競技人口」とは何ぞやということを定義したいと思います。
ま、これは決め事なので何でも良いのですが今回は様々なスポーツの競技人口を調査している笹川スポーツ財団が使っている以下の定義に従うことにします

競技人口とは「過去1年以内に1回以上そのスポーツをしたことのある人口」

レジャー白書などもこの定義に従って登山人口などを出しているそうなので、「過去1年以内」というのは一般的な考え方なようです。

そして「クライミング」にどこまでを含めるかも決めないといけないのですが、今回は「クライミングジムに行ったことのある人」を対象にしたいと思います。
外の岩だけにしか行かない人などもいるかもしれませんが、かなり少人数と考えて良い気がするので。

つまり推定すべき人口は

過去1年以内に1回以上クライミングジムに行ったことのある人口

となりました。



■推定に対するスタンス
そして推定する前に断わっておきますが、今回の目的はあくまでざっと推定することです。
国勢調査のように下1桁まで知りたいのではなく、だいたい1万人なのか5万人なのか100万人なのか1000万人なのかオーダーを知りたいということです。
というかその程度の推定が限界と言う方が正しいですが。笑
まぁつまり僕の独断と偏見による仮定値をバンバン置いていくということです。
クライミング関係者の方からすると、"その数値ちょっと実際と違うなぁ"という風に感じるかもしれませんが、ご容赦ください。(ただあまりに実際とかけ離れている際には教えていただけると嬉しいです)

ちなみにだいたいのオーダーをざっと推定することをフェルミ推定と呼んだりします。



■前提
では実際に推定をする前に、様々な前提を置きたいと思います。


・推定の大枠
今回、クライミング競技人口を推定するにあたっての大枠の式は以下です

クライミング競技人口=ジム数×ジムあたり年間ユニーク顧客数

ジムあたり年間ユニーク顧客数というのは、そのジムに訪れた顧客の正味の人数のことを指します。
(例えばAさんが年間10回来ても1人と数える)
また大切なのはこの顧客数は他ジムとダブりなくかつモレなく数えるということです。

また、ジムあたり年間ユニーク顧客数を
年間の新規顧客数と常連顧客数に分けて数えます。
もちろんそれぞれ他ジムとはダブって数えないので、既に他のジムで経験のある新規顧客はこの中には含めませんし、
モレもなく数えるのでいくつかのジムを転々としているようなクライマーもどこかのジムの常連としてジムに紐付けてカウントします。

141121_クライミング競技人口推定 大枠2


・ジム数の前提
ジム数は以前の記事で2014年9月で343店舗、2013年9月で280店舗という数字を出しております。
(出所:『CLIMBING joy No.12』、BOLLOG

直近1年間にオープンしたジムを考慮するために、簡単に総ジム数は2014年9月と2013年9月の平均値を採用することとしますので、約310店舗と仮定して計算をします。
(本来的には、直近オープンのジムは新規顧客の割合が多く、常連顧客の割合が少ないということも考慮して計算するべきですが、煩雑になるためここでは考えません)


・1日のジム利用者の顧客構成の仮定
さて、次に1日のジム利用者の顧客構成を仮定したいと思います。

<新規顧客割合>
まず1日のジム利用者数の内の新規顧客の割合を、webに落ちている情報と私の感覚で仮定します。
webの記事によると、愛知の「ぴなくる2」では
"1日利用者数が約50人、会員登録数が半年で2,000人"
だそうです。
よって新規顧客は1日あたり、2000人÷半年(183日)=11人
と簡単に計算できます。
つまり1日の利用者の内のおよそ5人に1人が新規顧客だということです。

また、これもwebの記事によると、店舗面積増加前の品川ロッキーでは"1日あたりの新規顧客数が約25人"だったそうです。
昔僕は品川ロッキーの常連だったのですが、1日あたりの利用者は平均100名は超えているイメージなので、先ほどと同じ割合を仮定して1日の利用者は新規顧客数の5倍の125人程度と考えても不自然ではありません。

つまり何が言いたいのかというと、今回は大胆に以下を仮定します。

全てのジムにおいて1日の利用者の内の5人に1人が新規顧客である

また、完全なる僕の感覚から、新規顧客の内半分は「完全にクライミングが初めての新規顧客」であり、もう半分は「他ジムでのクライミング経験者」と仮定します

ジムの立地、曜日、設立年数で大きく異なる数値とは思いますが、簡単のため大胆にいきます。

<常連割合>
1日のジム利用者数の内の常連顧客の割合を仮定します。
もうこれに至っては、webのソースもなにもありません。
完全に僕のGod handで数値を置きます。笑

週1回程度ジムを利用するライト常連が1日利用者数の内の10人に1人
週3.5回程度ジムを利用するヘビー常連が1日利用者数の内の2人に1人


そして新規顧客にも含まれず、週1回未満の頻度でジムを利用している人はここでは少ないと考えカウントしないこととします。

以上をまとめたものが下の絵になります。
青で塗りつぶされたところが数えるべき顧客数です。

141121_クライミング競技人口推定 構成2


・ジムタイプ別の1日利用者、店舗数の仮定
そして最後にジムをタイプ別に分けてそれぞれの1日の利用者数と店舗数を仮定します。
本来的には平日か土日祝日かで大きく変わるのですが、簡単のため考慮しないこととします。

<超大型>
まず、パンプ、グラビティリサーチ、品川ロッキーのような「超大型」タイプのジムを考えます。
先ほどのwebの記事から、店舗増加前の品川ロッキーで1日の新規顧客数が25人。
つまり店舗面積が2倍になった今はキャパシティ的には単純計算で新規顧客数が50人入っていてもおかしくないと考えられます。
実際秋葉原パンプなどはもっと顧客が入っていそうなのですが、「超大型」タイプのジムは1日あたり新規顧客数50人、利用者数はその5倍の250人と仮定します。
そして「超大型」タイプのジムは全国で10店舗あるとします。

<都市大型>
次にベースキャンプのような「都市大型」タイプのジムを考えます。
ベースキャンプのブログによると、"4年間で新規登録者数が20,000人"だそうです。
つまり1日あたりの新規登録者数は、20,000÷4年間(1461日)=14人
と単純計算できます。
4年前と今ではクライミングの認知度が相当違うと考えられるため、現在は少し多めに見積もって1日あたり20人の新規登録者がいるとします。
よって「都市大型」タイプのジムは1日あたり新規顧客数20人、利用者数はその5倍の100人と仮定します。
そして「超大型」タイプのジムは、全国で30店舗あるとします。
東京、神奈川、愛知、大阪でそれぞれ5店舗、千葉、埼玉、静岡、岐阜、九州でそれぞれ2店舗程度と考えたらこんなもんでしょうか。(実際のジムをバイネームで考えているわけではなく、適当です)

<都市中型・地方大型>
次に都市部にある中規模のジムや地方の大規模のジムを考えます。
東京の蒲田にあるKrimpのブログによるとオープン1か月で会員数500人、
また秋田のぼるばかのfacebookページにはオープン2か月で会員数1,000人、
と記載されております。
どちらも1日あたりの新規顧客数に換算すると17人となりますが、オープン当初は新規顧客が多くなることを考えると定常状態では1日あたり新規顧客数は10人といったところでしょうか。
よって「都市中型・地方大型」タイプのジムは1日あたり新規顧客数10人、利用者数はその5倍の50人と仮定します。
正直このクラスの店舗数のイメージは難しいため、後述する「都市小型・地方中型」「地方小型」タイプのジムと残りの店舗数270店舗を等分して90店舗ずつと置きます

<地方小型>
次に先に地方にある小型のジムについて考えます。
webの記事によると松山のiTTEというジムはオープン2か月で会員数が200人だったそうです。
1日あたりの新規顧客数では3.3人。
このジムが90坪とそこそこの規模であることや、オープンで新規顧客が多かったことを考慮すると、地方の小型ジムには1日あたりの新規顧客数が2人程度のジムも多くありそうです。
よって「地方小型」タイプのジムは1日あたり新規顧客数2人、利用者数はその5倍の10人と仮定します。
店舗数は先述の通り90店舗と仮定します。

<都市小型・地方中型>
最後にもう1タイプ。
都市にある小型のジムや地方にある中規模のジムを考えます。
ここはうまい例がwebで見つからなかったので、1日あたりの新規顧客数は2名より多く、10名より少ない5名といった感じで仮定します。
よって「都市小型・地方中型」タイプのジムは1日あたり新規顧客数5人、利用者数はその5倍の25人と仮定します。
店舗数は先述の通り90店舗と仮定します。


非常にダラダラと長くなってしまいましたが、以上をまとめると以下の表になります。
店舗数に関しては特に感覚に頼った仮定が多く恐縮ですが。

141121_クライミング競技人口推定 タイプ別



■推定
さぁ、いよいよ推定です!
長かった旅がようやくおわります。笑

年間の新規顧客数と常連顧客数に分けて推定したいと思います。

・年間の新規顧客数
まずは結果の表からいきなり貼ります
141121_クライミング競技人口推定 年間の新規顧客数

具体的な計算方法としてはジムタイプ別に、
「年間の完全新規顧客数」×「店舗数」をして、最後にそれを足しています。

結果、全ジムの年間新規顧客数は約48万人となりました。


・常連顧客数
次は常連顧客数です
141121_クライミング競技人口推定 常連顧客数

こちらは計算が多少複雑なので簡単に説明します。
まず週1回程度利用しているライト常連は1日あたり利用者の10人に1人を占めると先ほど仮定しました。
そして彼らは7日に1回来るので、1日あたりの人数の7倍が正味の顧客数となります。
よって、ライト常連数=「1日あたり利用者数」÷10×7となります。

週3.5回程度利用しているヘビー常連は1日あたり利用者の半分を占め、彼らは7日に3.5回来るので、1日あたり人数の2倍(7/3.5)が正味の顧客数となります。
よって、ヘビー常連数=「1日あたり利用者数」÷2×2となります。

そして「ライト常連数」と「ヘビー常連数」の和に「店舗数」をかけたものを全ジムでの常連数としています。

結果、全ジムでの常連顧客数は約2.2万人となりました。


よって、クライミング競技人口は

48万人+2.2万人=50.2万人

と推定されました。

めでたしめでたし。



■終わりに
いやもっと簡易的にやるつもりが、すごく長くなってしまいました、、、。
それにジムタイプ別の店舗数の仮定が甘く、そこを少しいじると数万人というレベルで推定値が変わってしまう点があまり納得いっていません。
まぁこれ以上厳密にやるとブログの域を超えるのでこのくらいで。

本当は他競技との比較などもやりたかったのですが、それは次回以降ですね。


ちなみにネットだと時期や競技人口の定義等は不明ですが、10万人~60万人となっているようです。
なのでこの記事での推定も大きくは外していないようですね。
よかったよかった。

(参考記事)
10万人 ソース:ボルダリングJPドットコム
30万人(2012年) ソース:日本経済新聞
60万人 ソース:ウェルネス
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