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クライミングにおける「最も弱い環の原則」の"悪循環"|mickipedia

クライミングにおける「最も弱い環の原則」の"悪循環"

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今回は普通の日記っぽいものを。
最近になってまたよく考えている「最も弱い環の原則」の"悪循環"を、自分の過去のクライミングを思い返しながら書いてみようかと思います。
至極当たり前の話しかしてないですが、自分の中で何となく文字にしておきたかったので。



目次
■はじめに、「最も弱い環の原則」とは
■クライミングにおいて「最も弱い環」は悪循環する
■対処法
■少し自分の話
■終わりに



■はじめに、「最も弱い環の原則」とは
「最も弱い環(わ)の原則」という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが一応一般的な意味を説明すると、

「鎖はそれを構成する環の内、最も弱い環で切れてしまう。
つまり、ある組織・個人のパフォーマンスは各要素の内、最も低い能力値で規定されてしまうことがある」


となります。

組織で考えてみると例えばバレーボールで、めちゃくちゃ下手なレシーバーが1人いたとします。
その場合他の5人のレシーブ能力がいくら高くてもその下手な1人を狙われてしまったらチームとしては負けてしまいます。
つまりレシーブの下手な選手が「最も弱い環」であり、チームという鎖はそこで切れてしまうと考えることができます。
(もちろんリベロの導入とか、レシーブの陣形とか対策はありますがここではおいておきます)

個人についてもこの原則があてはまることがあって、例えば将棋で定石とか中盤の手筋とかにめちゃくちゃ詳しくて強い棋士がいたとしても終盤の詰めが弱かった場合、その棋士の勝率は高くはならないはずです。
この場合は棋力という鎖は、終盤力という環で切れてしまうと考えることができます。

これらの例からわかるように「最も弱い環の原則」とは
全体のパフォーマンスを上げるには最も能力の低い要素を強化する必要がある
ということを示唆している言葉です。

また厳密には「最も弱い環の原則」とは少し違いますが
能力の低い要素は、高い要素と比べて強化する伸びしろ大きい

という観点からも、最も能力の低い要素を強化すべきと考えることもできます。

受験勉強などで、90点取れている科目を100点にするより50点しかとれない科目を80点にする方が高い時間対効果が見込める、みたいな話を聞いたことがあるかもしれませんがそれと同じ考えですね。



■クライミングにおいて「最も弱い環」は悪循環する
そしてクライミングにおいても「最も弱い環の原則」は色々な場面で顔を出します。
外の岩場ならば落としたい課題に必要な能力だけを狙って高めるトレーニングなども有効ですが、インドアのコンペだと「弱い環」を無視することは致命傷となります。

例えばピンチ力が非常に弱い場合、他の能力が非常に高くても課題の中で少し悪めのピンチが出てきただけで完登を逃すことに繋がります。
まさにピンチ力という弱い環によって登れるグレードが規定されてしまうのです。

このあたりの話はクラトレさんの以下の二つの記事が面白いです
弱点を鍛えろ!クライミングのトレーニングに必要なたった1つの基本
【実例】最も弱い環の原則を無視したクライマーのなれの果て

そしてここからが本題なのですが、
クライミングにおいては「最も弱い環の原則」は"悪循環"を起こし、弱い環は相対的により弱くなることがあると感じています。

クライミングではコーチなどがいない限りは普段の練習から自分でトライする課題を選ぶことが多いです。
すると人によっては苦手なムーブが出てくる課題を意識的にか無意識的にかはわかりませんが避けることもあります。
また、クライミングは同じ課題でもムーブやホールディングに割と自由度があるので、苦手なムーブを避けて無理矢理得意ムーブで登れてしまうことも多々あります。

すると意識してトレーニングをしないと以下の様な悪循環に陥る可能性があります

①ムーブに得意・苦手の偏りがある

②得意ムーブを使う課題ばかりやる

③得意ムーブがより強くなる

④苦手ムーブを使う課題はやらないor得意ムーブで壊す

①ムーブに得意・苦手の(より大きな)偏りがある

もちろん、どんなクライマーにも得意と苦手はありますし、それもクライマーとしての味だとは思います。
得意ムーブを徹底的に磨いていくのもクライミングの楽しみですし。

ただ、もしどの課題も万遍なく登れるようになりたかったりコンペで勝ちたかったりするなら、この"悪循環"に陥っていないか考えてみても良いかもしれません。

141226_弱い環の原則



■対処法
ではもし「最も弱い環の原則」の"悪循環"に陥っている場合はどうしたら良いのでしょうか。
基本的には「②得意ムーブを使う課題ばかりやる」か「④苦手ムーブを使う課題はやらないor得意ムーブで壊す」のどちらかを改善すれば良いはずなので、以下の様な対処法が思いつきます

・色んなムーブやホールディングが出てくる課題を万遍なく触る
 -色んな人が作成する課題をトライする
 -テープ課題を全て触ってみる
 -自分で意識的に課題を作成する
・苦手ムーブの課題を集中的にトライする
・コンペでない限りはなるべく得意ムーブで課題を壊さないで登る


でも大前提として、自分の得意ムーブと苦手ムーブは何なのかを把握することが出発点かもしれませんね。
他の人と同じ課題をやった時に自分とどう違うかを気を付けて見てみるだとか、単に色んなホールドを保持できるか他の人と比べてみたりだとかするとわかるかもしれません。



■少し自分の話
僕はデッドが苦手です。
特に悪めのホールドにデッドして振られを耐えるムーブを苦手としています。

でも2年くらい前はもっとヒドかったです。
基本的にオープンが苦手でピンチもスローパーも持てなかったのでほぼ全てのホールドをカチって指を立てて持っていました。
テクニックのピンチとかも親指を回さないでカチ持ちしていました。
ヒールやトウの足技が好きだったので、変則的に無理矢理ヒールをねじ込んで引き付け、スタティックに次のホールドまで手を伸ばす、みたいなムーブを多用していました。

今でもすごいよく覚えているのがB-Rocky 2013のマスター男子でのこと。
予選課題がめちゃくちゃ辛くて4課題中1T2Bのアテンプト勝負となったのですが、僕は本来デッドでコアのスローパーを止める第2課題で無理矢理ヒールで引き付けてなんとかボーナスを保持して決勝進出。
しかし決勝では真っ向勝負系の課題に手も足も出ずブービーでした。

そして今でも思い出すのは決勝後のアフターパーティーで決勝2位だった百瀬とキャンパで遊んだ時のこと。
彼がキャンパ課題を設定しひょいひょいと登っていくのですが、僕はそれが全くできない。
というかそもそもピンチが持てない。
同じ決勝進出した者同士でもここまで力の差があるのかと愕然としたのを覚えています。

その時にこのままの登りじゃ絶対に行き詰ると痛感し、何でもカチで持つクセを封印したり、キャンパや筋トレも始めたり、ジャンボと一緒に登らせてもらうようになったり、自分でデッド課題を作成したり、などなどトレーニングを見直しました。

キャンパやデッドの動きが相対的に苦手なのは今でも相変わらずだけど、まぁちょっとはましになった気がします。
ホールディングに関しては激カチをしばらく封印していたせいでむしろ最近はカチが持てなくなったかも。笑




■終わりに
なんかまだまだクソ弱い分際でトレーニングのやり方とかを実はあまり語りたくないのですけど、まぁ誰かのためになるかもしれないと思って書いてみました。
お客さんとかでも、デッドが全然できない人を見ると昔の自分をみているようで懐かしくなるしなんか応援したくなるので。

こんな感じで終わりにしようかと思います。

さぁ明日からもトレーニング頑張りましょう。

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