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クライミングのルールはIFSCが全てではない

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今日は続けざまにクライミングのルールに関する以下の様なツイートをしました。










それで気になったので一応コメントしておくと、これらはあくまでワールドカップなどのIFSC(International. Federation of Sport Climbing)が主催する大会で定められているルールです。
なので別にこれがクライミング界の絶対のルールではもちろんないわけであり、僕らがジムで普段登っている時にこれらを守る必要もないわけです。

例えば、たまに初心者の人がゴール両手マッチをせずに、片手保持しかしないまま降りてきてしまうのを見てそれを笑ったりしている人がいます。
でも別に「ゴールを両手マッチしなければクライミングじゃない」なんて誰にも決められないし、そんなものは各人の自由なわけです。
(まぁその初心者は「一般的にはIFSCルールが広く浸透していて、そのルールに則るとゴールは両手でマッチして身体をコントロールしなければならない」ということも知らないはずなので、それとなく教えてあげた方が親切ではあると思いますが)

例えば以前ヅッカーさん(あまりの知識の深さに最近心の中でヅカペディアと呼んでいる)が貼っていた海外のコンペでは普通に片手保持でゴールとなっていますし、最近の有名どころでもアディダスロックスターの最後なんかはスイッチを先に押した方が勝ちというルールですからね。






他のスポーツの草コンペとかってどの程度厳密なんでしょうかね。
例えばまぁ流石にオフサイドを取らないサッカーの大会などは無いと思いますが、別に小学校の休み時間のサッカーではオフサイドなんて気にしないで遊んでいたように思います。
かつてNBAでゾーンディフェンスが禁止されていた時代に、体育のバスケでゾーンディフェンスを敷いたって
「おい!NBAルールでゾーンディフェンスは禁止されてるぞ!」
とか言い出す人はおそらくいないですよね。
(いや言うのかも?オフサイドも遊びでもとるかも。すんません全然詳しくないスポーツの例を挙げてしまって。笑)

一方で最低限の不変のルールというのもありますよね。
例えば草野球とは言えホームラン打って5点入ったりしたら気持ち悪いです。

そう考えるとクライミングにおける最低限の不変のルールの線引きはどの辺になるのでしょうかね。
例えば4点スタートルールが存在するジムはほとんどないことから、現状このルールは別に適用しなくても良くない?という雰囲気なわけです。

で、カッコ悪いからという理由だろうと、危ないからという理由だろうと、「ホールドのボルト穴の使用禁止」というジムがあっても全く構わないわけです。
そういうジムで
「mickipediaにはボルト穴使って良いって書いてありましたよ!IFSCルールでもOKですよ!だから僕は使います!」
とか言わないでくださいね。笑

とまぁこんな感じで寛容に行きましょう。
でもそれとは別として草コンペであろうとコンペに関わる人は、IFSCルールは熟読しておくべきだとは思いますがね。


あ、最後に詳しい人に質問なのですが、IFSCルールの終了点に関する規則で

7.2.6 各ボルダーには次のいずれかの終了点が明示されねばならない。
a) 終了ホールド
b) ボルダーの上の定められた立ち位置


とあるのですが、bの方の「ボルダーの上の定められた立ち位置」という場合ってこれまでのワールドカップやジャパンカップでありましたかね?
知っていたら教えて欲しいです。

ではでは。
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ボルダリングのグレードの足し算

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ボルダリングの課題を作っていると、2つの課題の繋げモノ的な場合にグレーディングに迷うことがあります。
例を挙げると、2級の課題をやった後にまた短い2級的なムーブが入る様な課題をグレーディングする場合です。
課題を通してのマックスの強度が2級に収まっているから2級とするのか。
それとも前半の2級よりも明らかに悪いのだから1級や初段にすべきなのか。

以前ブログで触れた、
ボルダリングのグレードの決定方法~前編:グレードの定義、前提となる考え~
ボルダリングのグレードの決定方法~後編:難易度の構成要素~
などの自分の考えに従えば、元の2級よりも持久力という要素が加味されたために登れるクライマーの数は減るはずなのでグレードを上げるべきとなりますが、どの程度のグレードアップをすれば良いかまではわかりません。

そんなことを考える内に、こういったグレードの足し算に関する面白い記事を以前にネットで目にしたことを思い出したのでそちらを紹介しつつ、色々と考えてみたいと思います。



目次
■予備知識:段級グレードとVグレードの換算
■Australian Bouldering.comによるグレードの足し算
■日本の岩の課題で考えてみる
■補足
■終わりに



■予備知識:段級グレードとVグレードの換算
まず今回の主題に入る前に、日本でなじみのある段級グレードとアメリカを中心に使われているVグレードの一般的な換算表を載せておきますね。

CLIMBING-netより転載
ボルダーグレード比較表

また、これはあくまで換算表の1つの考え方であり、感じ方は人それぞれです。
例えば小山田さんの場合また少し違った換算をしています。
グレード換算表 v01

まぁすっごいラフに考えると
・V10が三段
・Vグレード2つ分で一段分
みたいに考えておけば外さないです。
(そういや以前こんな記事も書きました:ボルダリングのグレード換算の公式



■Australian Bouldering.comによるグレードの足し算
前置きが長くなりましたが、いよいよ本題。
冒頭に書いた面白い記事とはAustralian Bouldering.comに載っていた、「Elementary grading: 1 + 1 = 3」なのですが、そこではオーストラリアのVグレードに関して以下の足し算が当てはまると主張しています。

Vn + Vn-3 = Vn
Vn + Vn-2 = Vn+1
Vn + Vn-1 = Vn+1
Vn + Vn = Vn+2


(nは3以上の整数)

例を挙げてみるとイメージが掴めるかもしれません。

V7 + V7 =V9
馴染のある段級グレードに換算すると、
初段 + 初段 = 二段+。

V7 + V4 = V7
初段 + 2/3級 = 初段のまま。

つまりざっくり言うと、
同じグレードを2つ繋げると1段(or級)くらい上がる
1.5~2段(or級)以上離れているグレードの課題を繋げてもグレードは上がらない
とAustralian Bouldering.comは主張しているのです。

おそらくいくつかの既存課題からこの公式を揚げているのだと思いますが、これはその正確性や汎用性があるのかは検証する余地があるものの、斬新な考え方で非常に面白いと思います。



■日本の岩の課題で考えてみる
ではさっそくこの式が日本の岩の課題に当てはまるのかを考えてみます。

・「那由多」(六段- V16) ※わかりやすく小山田さんの換算グレードで考えます
まずはこの四月に小山田大さんが初登した「那由多」(六段- V16)。
「那由多」は下呂にある課題ですが、「涅槃那」(五段 V14/15)と「プレセム」(五段- V14)リンクした課題です。
(実際に那由多の詳細を知らないので、厳密にこの2つの課題を繋げているわけでなかったらすみません)

上にあげた式から
V14/15 + V14 =V16
となるので、まさにぴたりと当てはまっています!

SNSなどでは
"五段と五段を繋げて六段にしかならないのか"
的な声もちらほら見られましたが、Australian Bouldering.comの主張は小山田さんの体感とそうズレてはいないようです。


・「蟹虫」(四段 V12)
次は日本で一番有名な繋げモノかもしれない御岳の「蟹虫」(四段 V12)。
「蟹虫」は「蟹」(三段 V10)と「虫」(三段 V10)を繋げた課題です。
厳密には、「蟹」パートに関しては核心とも言える飛ばしの一手が無く、虫も初手が省略されるので完全に繋げているとは言えませんが。
こちらもなんと
V10 + V10 =V12
とまさに公式通りなのです!


・「忘却の河」(二段 V8/9)
最後に少し悩ましい例として小川山の「忘却の河」(二段 V8/9)を挙げます。
こちらは「グレード不明の前半部分」(V?)に「マントル」(2級 V4/5)を足したものです。
前半部分はグレーディングされていませんが、逆に考えればあの式を使えば前半部分のグレードが推定できるのではと考えるわけです。

V? + V4/5 =V8/9

これを解くと、なんとV?=V8/9となります!笑
つまり「忘却の河」は前半部分からおにぎりっぽいガバあたりまでいった時点で既に二段程度あるということになってしまいます。



■補足
ここまで読んでお気づきの方もいるとは思いますが、式が現実と整合しない点をいくつか指摘します。

1つ目は最後に挙げた「忘却の河」のように、
既存課題に一部のムーブを足すことで前の課題から2グレード以上上がっている場合、足されたムーブの部分だけで全体課題と同じグレードである、となってしまう点です。
他の例を挙げれば例えば神戸の「フルチャージ」(四段 V12)。
「フルチャージ」の後半部分は「電池切れ」(二段 V8/9)ですが、この式で考えると前半部分だけでV12が付くことになってしまいます。
これは明らかに現実とそぐわないですね。


2つ目は決定的におかしい点なのですが、実はこの式は結合法則が成り立たないため、計算をどこから始めるかで結果が変わってしまいます。笑

例えばV4の課題にV1を4個繋げる課題があったとしましょう。
まず前から順に足したとします。
=V4 + V1 + V1 + V1 + V1
どれだけV4にV1を足してもグレードはV4のままなので
=V4
となります。

しかし先に後半のV1のところを足してみると
=V4 + (V1 + V1) + (V1 + V1)
=V4 + V3 + V3
=V4 + V5
=V6

となるのです!
つまりこの式、実は全然厳密じゃないです!笑



■最後に
今回の記事は散々検証しておいて最後に落とすスタイルですみません。
まぁあくまでちょっとしたお遊びの式ですね。
そもそもどのようなタイプの課題を繋げるかで全くグレーディングは変わるはずなので一概に数字だけで足し算できるはずはないですし。
しかしそれでもAustralian Bouldering.comのようにグレードの足し算に関する主張はそれほど目にしたことがなかったので個人的にはとても面白いなと感じました。
厳密性はないものの、ある程度のグレーディングの指針にはなり得るかもしれません。

みなさんも時間があれば既存課題を例にいくつかこの式を当てはめてみると面白いかも。

ではでは。
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一人でクライミングできることが、上達するための必要最低条件

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最近自分のクライミングもそれ以外も色々と手を出しているため何かと忙しく、ブログの更新が滞っています。
昔に掲げた1ヶ月に記事4本を守れず、最近は月3本になってしまっている、、、。
その内落ち着いたらこのブログmickipediaも色々とテコ入れしたいんですがね。

まぁこういう時は小難しい記事でなくて、ハードルを下げてライトなことを書くことにしています。
今回は少し初心者向けな感じで。

というわけで、今回のテーマは
「クライミングが上達するための必要最低条件」
です。

クライミングジムに来るお客さんを見ていると、それぞれが様々なクライミングの楽しみ方をしています。
・ボルダリングって最近流行っているからどんなものか試してみたい
・仲間ととにかくエンジョイしたい
・前回登れなかった課題が登りたい
・コンペに向けて登り込みたい
・岩のトレーニングがしたいetc...

その中でも
・1度来ただけで止めてしまう人
・月に1回くらいの頻度で登りに来る人
・仕事以上にのめり込んでしまう人etc...
など、関わり方も人それぞれです。

僕個人としてはクライミングへの関わり方は人それぞれでもちろん良いと思っています。
皆が皆上達を目指す必要はありません。
1回やってそれきりで終わりでも別に良いと思っています。

しかしもし、少しでもクライミングにハマってみたくて、少しでも上達したいと思っている人がいたならば、そんな人が乗り越えるべき条件があると思っています。

それは友達や仲間が一緒に来なくても「一人でクライミングができる」ということです。

クライミングに限らないどんな物事にも当てはまると思いますが、物事が上達するには、対象それ自体の面白さや奥深さに向き合って真摯に取り組まなければなりません
仲間がいればクライミングは面白いけれど、一人でやっても面白くない、一人だと恥ずかしい、という人がもしいたならばそれは普段からクライミングを本質的には楽しんでいないと思います。
実際に、ボルダリングの場合なんかは一人でやるのに打って付けの種目なので、ジムのお客さんでハマって伸びていくひとは一人でもどんどん登りに来る人ですし、必ず仲間と登りに来る人はその仲間が止めてしまうと一緒に来なくなってしまうことが多い気がします。

(リードクライミングの場合基本的にはビレイヤーが必要なので、1人ではそもそもできないという問題はあります。
それでも自発的に自らリードクライミングをやりに行くのか、友人に連れられて行くのかというところで主体性の差は出るはずです)

これはでも初心者に限った話でもないと思うのですよね。
ある程度の中級者でもジムに登りに来たときに
「今日誰もいないじゃんー、帰ろうかなぁ」
とか
「一人で登ってもつまんないー」
とか
言っている人を見ると、この人はクライミングそれ自体を楽しんでいるのか、仲間とエンジョイしたいのか、どっちなのだろうなと思う時はあります。
(まぁもちろん仲間とのセッションはクライミングの大きな楽しみの一つなので、そりゃ誰かと登るのはめちゃくちゃに楽しい。でも多くの成熟したクライマーはきっと一人で登るのもめちゃくちゃに楽しい)

更に言うとこれは例えば岩場にどれくらいのめり込むかなどの指標にもなりますね。
「岩に行きたいけど、一緒に行く人がいない」
とか
「誰か岩に連れて行ってくれないかなー」
とか言っている人は、いつまでも岩にハマることは無いんじゃないでしょうか。
岩が好きな人はたとえ一人でもガンガン岩に行きます。
車なんて無くたって、マットが1枚だって、行ける岩場や登れる課題はたくさんあります。

とまぁなんだか色々書きましたが、
一人でクライミングができる。
これが上達することに最低限必要な条件だと最近感じるわけです。

ただし、重要なことはこれはあくまで必要条件であり、十分条件ではないということです。
つまり、一人でクライミングをしたら上達する、とは一言も言っていないわけです。
というかむしろ一人でしか登っていないために伸び悩んでいる人も多数見ています。
この記事ではあくまで、上達している人はみな一人でクライミングが楽しめる人ですよ、としか言っていないことに注意ですね。

ではでは。

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2017ボルダリングWC、男子年間チャンピオンの行方を考える

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最近は色々なメディアでボルダリングワールドカップ(以下BWC)が取り上げられていますね。
中には年間ランキングのことも扱う記事もあったので、どこかが今年の年間チャンピオンがどうなるのか考えてくれるかと思いましたが今のところ無さそうです。
であればmickipediaで昨年に引き続き考えてみましょうかね!

(参考)
2016ボルダリングWC、男子年間チャンピオンの行方を考える~前編~
2016ボルダリングWC、男子年間チャンピオンの行方を考える~後編~


目次
■BWCランキングとは
■最終戦前のランキング
■シミュレーションの考え方
■結果
■表から言えること
■ざっくりまとめ
■終わりに



■BWCランキングとは
(ルールなどは去年の記事とほぼ重複する内容になるので、簡潔に書きますね)
BWCは今年は全7戦あり、現在のところ6戦を終え、残すは8月のミュンヘン大会のみとなっています。
選手には順位によって以下の得点が与えられ、最も得点の低い1大会を除いた6戦の合計値で年間のBWCランキングが最終的に決定します。

得点順位



■最終戦前のランキング
最終戦を前にした現在のランキング上位を見てみます。
(ここからは敬称略。それと聞き慣れているので、日本人と韓国人は苗字、外国人はFirst nameで書きますね)

・男子
1位:チョン・ジョンウォン(韓国) 426pt
2位:ルブツォフ・アレクセイ(ロシア) 372pt
2位:渡部桂太(日本) 372pt
4位:楢﨑智亜(日本) 333pt

大会ごとの詳細順位は以下です

2017BWC v02

楢﨑は首位のチョンとの差は93ptですが、最終戦で優勝しても100ptが入る代わりに最小である第1戦の9ptが算入されなくなるので、正味のポイント上昇は91pt。
ですので、残念ながら年間チャンピオン連覇の夢は潰えています。
つまり男子は、チョン、アレクセイ、渡部の3名に年間チャンピオンは絞られているのです。

ちなみに女子は去年と全く同じ展開ですが
1位:コクシー・ショウナ(イギリス) 535pt
2位:野中生萌 377pt

と野中がショウナに100pt以上の差をつけられているので、ショウナの年間チャンピオンが確定しています。
ショウナは昨年に続き連覇!



■シミュレーションの考え方
では最終戦がどのような結末になると、誰が男子の年間チャンピオンになるのかをいよいよ考えたいと思います。
3名を一度に考えるとややこしいので、昨年同様に場合分けをしましょう。
渡部に注目すると、実は今期彼はかなりの安定度を誇っていて、なんと最小でも40ptを取っています。
つまり6大会全てで8位以上という驚異的なパフォーマンスなのです。
しかしこれは裏を返すと、最終戦でのポイント上昇の余地が少ないということを意味します。
最終戦で1位になっても60ptしか上昇せず、更には2位ならば40ptの上昇にとどまるので、首位のチョンとの54pt差をひっくり返すことはできないのです。
つまり渡部が年間チャンピオンを獲るには最終戦の優勝が求められます
ですので、「1.渡部が最終戦で優勝した場合」と「2.渡部が最終戦で2位以下の場合」の2つにわけて年間チャンピオンの行方を考えたいと思います。



■結果
いきなり結果を貼ります。

アレクセイとチョンの最終戦の順位&合計ptをそれぞれ横軸と縦軸においていて、2人が該当する順位の時に誰が年間チャンピオンになるのかというのがマスの中に書かれています。
アルファベットがCならチョン、Aならアレクセイ、Wなら渡部、ということです。

2017BWC その1 v02

2017BWC その2 v02


■表から言えること
昨年よりは比較的シンプルですが、そもそも表の見方に慣れないと混乱するので説明しますね。

まず前提としては、同順位の発生パターンを考えるとややこしいため、該当選手は最終戦で同順位にはならないという前提で表を作っています。

「1.渡部が最終戦で優勝した場合」
この場合は先述の通り渡部が60pt獲得するため432ptとなります。
まずチョンと比べると、現在428ptであるチョンの最終戦上昇分が6pt未満ならば渡部が上回ります。(6pt丁度で並んだ場合はこれまでに直接対決で勝っている回数が多いチョンがチャンピオンとなる)
チョンのこれまでの最小は28ptなので、28+6=34ptとなる10位以上ならばチョンが勝ち、11位以下ならば渡部が勝つことになります。

一方でアレクセイは372ptなので、渡部の432ptを上回るには60pt以上の上昇が求められます。
アレクセイの最小は7ptなので、アレクセイが年間チャンピオンとなるには7+60=67pt以上となるには2位を取るしかありません。
さらにアレクセイは2位になった場合445ptとなりますが、チョンが5位以上になるとチョンがそれを上回ります。
ですので、アレクセイは2位以上かつチョンが7位以下の時に年間チャンピオンを獲れることになります。


「1.渡部が最終戦で2位以下の場合」
この場合渡部は412pt以下となるので優勝はチョンかアレクセイに絞られます。
チョンの現状である426ptを上回るには、現状372ptで最小が7ptであるアレクセイは、426-(372-7)=61ptより多いポイントが求められるので、すなわち3位以上が絶対です。
またもちろん最終戦でチョンもポイントを上昇させてきますので、
表にある通りアレクセイが優勝できる条件は更に以下のように狭まります。
1位になったとき、チョンが3位以下
2位になったとき、チョンが7位以下
3位になったとき、チョンが11位以下



■ざっくりまとめ
ややこしい表の見方を解説したつもりが余計ややこしくなったので、それぞれの選手の視点でまとめてみましょう。

・渡部視点
年間チャンピオンを獲るには優勝が絶対。
かつ、アレクセイが3位以下、チョンが11位以下でなければならない。

・アレクセイ視点
仮に渡部が優勝しても2位、かつチョンが7位以下なら年間チャンピオン。
渡部が優勝しない場合は3位以上で、かつチョンにある程度の順位差を付ける必要がある。

・チョン視点
上記以外の場合で全て年間チャンピオン。
最終戦で2位以上となれば、どのような条件になろうと年間チャンピオンが確定する。



■終わりに
ふぅ、、、疲れましたね。笑
表は一見ややこしいですが慣れればかなりわかりやすいと思うので、根気強く理解してみてください。
いずれにせよ、チョンは調子も良いですし2015年に続く年間チャンピオンに向けてかなり有利な立場にはあります。
しかし渡部くんやアレクセイの初チャンピオンも見てみたいですね。
ミュンヘン戦を楽しみにしましょー!
ではでは。


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Color of Fire 2017の感想と少しわかったこと

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6月17日(土)に印西ロッキーで「Color of Fire 2017」があり、それに出場してきました。
このコンペは年代別にカテゴリーがわかれていることに加えて、男女ペアで競うダブルスというカテゴリーもある、幅広い人が楽しめる関東の名物コンペです。
なんと300名もの参加者が集まります。

僕は30~34歳のミドルというカテゴリーに参加し3位に入ることができました。(リザルト
自分にとって雲の上の存在と思っていた人達と戦ってのこの結果は純粋に嬉しいですね。
ざっくばらんに感想を書くと共に、コンペの調整などで少し自分なりにわかったことがあるので、誰かのためになればという思いと自分の備忘録のために記事を書こうと思います。

なんか書きっぷりがドヤってる感溢れているかもしれませんが、まぁそれくらい嬉しかったということでご容赦ください。笑

変換 ~ カラファイ2017


■ライノについて
まずこのコンペの感想を言うならば自分が3位ということも嬉しかったのだけれど、ライノで一緒に登っているジャンボと高木さんと一緒に表彰台に乗れたことが本当に最高でした。
ダブルスでは高木・たまきペアも優勝したし言うことなし!

ジャンボについてはもはや僕が説明する必要もないですね。
ライノの化身であり、僕のみならずライノクライマーは少なからず皆ジャンボのクライミングに対する姿勢に影響を受けているでしょう。
高木さんはあまりコンペでは知られていないけれど、純度100%のライノクライマーで僕以上にジャンボイズムを受けて育ってきました。
他にも惜しくもギリギリ予選落ちしてしまったけれど、三神さんもいつもライノで一緒にセッションをしている仲間で、その底力は僕は全然適わないことも多いです。予選でもパフォーマンスは正直僕より優れていたかもしれない。

つまり何が言いたいのかというと、僕らがライノの最高の壁で毎日やっていることはきっとそれほどは間違っていなかったということがわかって、それが心底嬉しいのです。



■ピーキング
振り返ると実は昨年12月のBJC予備予選以来のコンペでした。
昨年のBJC予備予選を終えて感じたことは
「僕はその気になれば体重を落とすのは得意だが、調子が良いからといって低体重をキープし続けると力強さがなくなってしまいプラトーに陥る」
ということでした。
なので、今回は少し調整のやり方を見直してピーキング的なことをやってみました。
ピーキングとは簡単に言うと、コンペに合わせるように時期によってトレーニングの内容の変更やウェイトコントロールをおこなうことです。

まずは体重の増加を恐れずにウェイトトレーニング的なことやインターバルトレーニングのような登り込みをして徹底的に身体を酷使する時期を作ります。
この時期は登りのパフォーマンスが落ちるのでメンタル的にはつらいです。
トレーニング強度と体重に慣れるまでは本当に登れなくてストレスです。
そして、コンペ1ヶ月前くらいから1手ができるかどうかのような高強度の課題を登るという内容に変えていき、体重も減らしていきます。
そして徐々にコンペを想定したような課題の登りに変えていきます。
これが僕には合っているようで、コンペ付近になるとかなりの軽さと調子の良さを感じられました。
ただデメリットとしては、主に体重を減らすステージで以下の様なことを感じました。
・栄養不足なのか、筋肉の回復が遅く連日登れない
・水分不足のせいか、登っていてつる
・これも栄養不足なのか、指皮の回復が遅いし、指皮が裂け易い気がする

ピーキングの詳細についてはどこかでブログを書くかもしれませんが、汎用的な考え方はだいたいのトレーニング書に載っていると思います。
例えば『スポーツトレーニングの基礎理論』とか。
クライミングのピーキングに関しては、ロクスノの連載で過去に安間佐千さんが書いていた「我が道を行く」の第1回とか初期の頃の記事がめちゃくちゃ役に立ちます。
この連載は僕は何度読んだかわからないくらい今でも読み返すことがある永久保存版です。
リードクライマーを主眼に置いていますが
①基礎期
②ミドルパワー期
③筋肥大期
④最大筋力期
⑤リード実践期
でそれぞれ安間さんが何を目標として何をしているかが書かれています。
必読。

『スポーツトレーニングの基礎理論』


『Rock & Snow 47』



■反省点
でも今回は結果では3位だったけれど内容としては10位くらいでもおかしくないくらい、ギリギリのチャンスをものにしたという感じでした。
・距離出しが相変わらず苦手
・コンペ中に水色(二段)を登るだけの底力がない
というところが反省点でしょうか。



とにかく、一生思い出に残るコンペになったと思います。
チーフセッターがむっちゃんだったのもまた嬉しいですね!

さぁ、また登るだけだ。

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